出版社内容情報
豊臣秀吉による天下統一の波はついに北条家にも襲いかかろうとしていた。徳川家康が関白となった秀吉に屈し、北条家はいよいよ窮地に立たされることになる。北条家にとって悲願の関八州制覇を諦めねばならぬのか。そんななか、氏邦に待望の男児が誕生した。だが、氏邦の喜びはほんの束の間にすぎなかった。九州の島津家を降伏させた秀吉が、ついに北条家へ最後通告を突きつける――。北条家の激闘を描いた歴史長篇、堂々の完結。
内容説明
豊臣秀吉による天下統一の波はついに北条家にも襲いかかろうとしていた。徳川家康が関白となった秀吉に屈し、北条家はいよいよ窮地に立たされることになる。北条家にとって悲願の関八州制覇を諦めねばならぬのか。そんななか、氏邦に待望の男児が誕生した。だが、氏邦の喜びはほんの束の間にすぎなかった。九州の島津家を降伏させた秀吉が、ついに北条家へ最後通告を突きつける―。北条家の激闘を描いた歴史長篇、堂々の完結。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年生まれ。大学卒業後、オートバイレースに没頭。通信会社勤務、フリーライターを経て『時空の覇王 戦国放浪者信長 本能寺脱出行』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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YONDA
10
秀吉軍の鉢形攻め。氏邦は大福と心を通わせ本当の夫婦となる。開城を選択した氏邦は出家し、北条家の滅亡を目の当たりにする。自分を臆病者と知ってる氏邦は臆病者だったのか。戦を嫌い民のために尽くしたいと願った氏邦。「禄寿応穏」。墓は寄居の正龍寺に奥方と一緒に…。2025/05/06
yuki
2
不思議な本だった。作者は膨大な資料から北条氏滅亡の経緯を細かく描いているが、大半の主要登場人物に感情移入ができない。最後まで北条氏の不甲斐なさが、膨大な量で描かれる。作者は誰に向けて本書を書いたのか知りたいが「あとがき」も無く本書からだけではわからなかった。ただ、ここまで北条氏滅亡について詳細に描かれている小説は読んだことが無いので大変面白かった。これだけ詳細に描いているのだから、地図があると良かった。2025/04/06
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- 洋書
- Lizzie Leigh