出版社内容情報
本とコミックの娯楽誌『ダ・ヴィンチ』で2023年から約1年連載された本企画。
都内の遊園地や釣り堀、ボードゲームカフェから、2人の出身地である岩手県の風景まで。
各所で撮影された戸塚さんの写真を元に、くどうさんが言葉で紡ぐ「この街のどこかにいるかもしれない人たち」の物語。
『ダ・ヴィンチ』誌面に掲載された15編に加え、写真家・小見山峻氏によるアーティスティックな世界観の中で撮影された戸塚さんの撮り下ろし写真、くどうさんによる書き下ろしエッセイ「戸塚さんを捕まえる」(仮)を収録。
戸塚さんの様々な表情と、くどうさんの描く色鮮やかな物語を存分に楽しめる1冊です。
内容説明
ショートストーリーと写真の華麗なコラボレーション。作家くどうれいんが描く15人の「戸塚純貴」。この俳優の本当の姿は一体…?
著者等紹介
戸塚純貴[トヅカジュンキ]
俳優。1992年7月22日生まれ、岩手県盛岡出身。2011年ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011』で俳優デビュー
くどうれいん[クドウレイン]
作家。1994年11月10日生まれ、岩手県盛岡出身。初の中編小説『氷柱の声』で第165回芥川賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まみ
13
戸塚純貴さんのことは知らなかったけど、くどうれいんさんの文章が読みたくて。れいんさんらしいお話ばかりで楽しめた。写真を見て物語を読み、また写真を見ると物語に出てきた人物のように見えてくるからふしぎ。欲を言えばもっとれいんさんの書く物語を読みたかったな。2025/04/07
えつ
12
大好きなくどうれいんさんと同郷の俳優、戸塚純貴さんの作品。各所で撮影された戸塚さんの写真を元に、くどうれいんさんが言葉で紡ぐ「この街のどこかにいるかもしれない人たち」の物語。面白かった。面白くて何だか不思議な感じがした。でも、心地良かった。あとがき、2人の絡み好きだったな。2025/03/25
mame
7
この俳優さんのことは知らなかったけど、読みやすい文章だった。くどうれいんさんのパートはもちろん読みやすくおもしろい。2025/04/29
ユカコ
3
役者・戸塚純貴をモデルとしたくどうれいんさんの掌編集。 他愛ない思い出とか、少し交わした会話とか、日々のあわいにいた戸塚純貴。その一瞬が文学になる。さすが役者さん!どの場面もナチュラルに戸塚純貴で再生されて、もう息遣いや匂いまで想像できて、何者にもなれる唯一無二の存在であることを実感した。 しなやかで無欲ながら、でも簡単にはあげないよっていう戸塚純貴さんの在り方も素敵でした。2025/02/02
びかごん
2
ドラマで戸塚純貴さんのファンになり、くどうれいんさんとのコラボみたいなので読む。写真も文章もステキ✨お二人とも盛岡の出身で、私も近くなので嬉しいやら懐かしいやらです。2025/04/05