出版社内容情報
K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華。その正体は、悲惨な出来事によって“幽霊”になったひとりの女子高生だった。哀しいヒロインの復讐劇を描く壮絶シリーズ、慟哭の第四弾!
内容説明
プロポーズに成功した李沢直也は幸せの絶頂にいた。しかし婚約者・渡邊絵夢が失踪したと報を受け全てが一変する。最後に絵夢が目撃された地、広島・呉に残されていたのは「さよなら 直也君は悪くないよ」という手紙と、崖から身を投げた痕跡だった。公安、極左、ヤクザ…絵夢の行方を追えば追うほど現れる不穏な輩に紛れ「江崎瑛里華」という少女の名前が浮かび上がり…。血と暴力が吹きすさぶ中、少女たちの復讐劇が開幕する!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
300
多くのレビューにあるように、今回はちょっと今までとテイストが違う。インパクトはあるかもしれないが、紗奈の心情がほとんど語られないため、なぜそういう行動に至ったのか、違和感を残したままな部分も多くある。しかしまぁ、ボコボコのボコにボコられているのになぜ生きてる?という違和感の方がはるかに大きい。結衣と瑠那に改造手術施されて、結衣の技と瑠那の力を受け継いだV3的存在になって、高校事変に登場したら面白そうだけれど、設定的には最新の事変の時には高校卒業している年齢なのか?まだ続編あるのか、先の展開が楽しみ。2025/02/16
H!deking
77
おー、これ普通に面白かったですね。高校事変同様ちょっと飽きてきた感じは否めなかったのですが、これに関しては新鮮な展開で楽しめました。それにしても松岡さん筆が速いなー2024/10/31
はにこ
70
始めの方を読んでいたら、あれ?こんなシリーズだっけ?と思う。というのもEEが出てこないからだ。李沢という青年の話が進行していく。失踪した恋人のことを調べていくうちに色んな矛盾が。そして警察に目をつけられたり。そこから一気に話が展開していく。友の過去を清算するために自らの身を危険にさらす紗奈。このままじゃ彼女に平穏な日々は訪れない。自ら身を投じているとはいえ、辛いなぁ。高校事変とも絡んでくるのかな。2024/12/23
sayuri
56
こんなに愛おしく思える連続殺人犯は他にいない。JKシリーズ第四弾。JKは女子高生ではなくジョアキム・カランブーを略したもの。途轍もなく強い人物を意味している。本作では21歳の李沢直也が主人公。同棲していた直也の婚約者・絵夢の失踪から物語は大きく動き出す。絵夢を名乗っていた女性は一体…。勧善懲悪、復讐劇は大好物。今回も満身創痍で悪を成敗する有坂紗奈の活躍を見守り続けた。物語終盤はアクションシーン満載で手に汗握る展開。正義の為に身を挺して闘う紗奈に感動すら覚えた。いつか彼女に平穏な日々が訪れる事を心から願う。2025/03/15
ひさか
44
2024年10月角川文庫刊。シリーズ4作目。村上貴史さんの解説にもあるように終盤までの話が前作とは異なっていて、???でした。大丈夫といえば大丈夫ですが、もういいかな~感出てきました。2024/12/31
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