出版社内容情報
地方都市の片隅に位置する杏羅町。三津田信三は、そこで好みの古書店〈古本堂〉を見つける。そこで奇怪な同人誌『迷宮草子』を入手する。素人が作ったかのような、下手な革装のその本は、「霧の館」という短編をはじめ、7篇の奇妙な味わいの作品が収録されていた。だが、読み進めるごとに、現実の世界で奇妙なことが起きるようになる。三津田は、親友の飛鳥信一郎とともに短篇に隠された謎に挑むのだが……。
【目次】
目次
作者不詳
内容説明
迷宮のような細い路地が続く杏羅町。町を散策していた編集者の三津田信三は、路地裏に小さな古書店を見つけ、『迷宮草子』を入手する。稚拙な革装の本は同人誌らしく、「霧の館」をはじめ7篇が収録されている。だが読み進めるごとに、現実の世界で作品を彷彿させる奇妙なことが起きるようになる。三津田は親友の飛鳥信一郎とともに物語に隠された謎に挑むが…。本好きにはたまらない、耽美で不穏なホラー・ミステリ、開幕!
著者等紹介
三津田信三[ミツダシンゾウ]
奈良県出身。編集者をへて、2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ブランノワール
5
面白かったです2026/01/24
検尿泥棒
1
三津田信三8冊目。作者と友人が2人で古書店で見つけた真相が書かれてないミステリの本の謎を解いていく。本を読んだ人は強制的に巻き込まれて、謎が解けないと現実で、各話の内容に関係した怪奇現象に襲われて過去には行方不明になっている人が何人も。裏表紙に「本好きにはたまらないホラー・ミステリ」と書かれていて確かにその通りだと思った。ミステリの謎解き自体は難しくて自分ではなかなか解けない。古書店の店員が何か知ってそうなのは意外だった。どうやらタイムリミットがありそう。上を読み終わったので次は下を読む。2026/02/01
彼方から
1
主人公は迷宮草子なる広義のミステリーアンソロジー同人誌を読む。だがそれは単なる本ではなく、読者を怪異に引き摺り込む本だった。迷宮草子の作品パートと現実パートが交差し、どんどん恐ろしくなってゆく。怪異から逃れる手段は謎を解くことしかない。ホラーミステリーの模範というべき作品。2026/01/26




