出版社内容情報
“読む楽しさ”がぎゅっと詰まったカラフルな11の物語。奇想と探究の物語作家、デビュー10周年記念作品集。植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。言葉が通じず、わかりあえず、でも同じ家で生きざるを得ない彼らに、ある事件が起きて――(「緑の子どもたち」)。大地に突如として小さな穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇ってゆく“土塊昇天現象”。その現象をめぐる哲学者・物理学者・天文学者たちの戦いの記録と到達(「空へ昇る」)など。ミステリ、児童文学、幻想ホラー、掌編小説……書き下ろし『この本を盗む者は』スピンオフ短編を含む、珠玉の全11編。
【目次】
目次
海
髪を編む
空へ昇る
耳に残るは
贈り物
ブール
御倉館に収蔵された12のマイクロノベル
イースター・エッグに惑う春
カドクラさん
本泥棒を呪う者は
緑の子どもたち
解説 池澤春菜
内容説明
大地に突然小さな穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇っていく“土塊昇天現象”。その現象に挑む学者たちの長い闘いを描く「空へ昇る」。植物に覆われた家でひっそり暮らす4人の子どもたち。言葉が通じない彼らが、ある夜の事件をきっかけに一歩踏み出す「緑の子どもたち」。『この本を盗む者は』の前日譚にあたるスピンオフを含む、さまざまな味わいの11篇を収録。物語はこんなに自由で奥深い。奇想と探求の物語作家が贈る短編集。
著者等紹介
深緑野分[フカミドリノワキ]
1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
NAOAMI




