角川文庫<br> 小泉八雲先生の「怪談」蒐集記

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角川文庫
小泉八雲先生の「怪談」蒐集記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041154601
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 明治29年(1896年)東京。市谷に妻子と暮らす帝大教授、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲のもとに、松江から上京してきた少女・好乃が現れ、女中として雇ってほしいと申し出る。不愛想ながら利発で怪異にも詳しい好乃のことを、八雲やその家族、下宿人である書生の己之吉らは気に入るが、実は好乃には誰にも明かせない秘密があった。八雲はそれを知った上で好乃を雇い入れるが……。
 日本の原風景と怪異をこよなく愛する八雲は、急速に変わりゆく東京の風景や、怪異を迷信扱いする風潮に心を痛めていたが、近代化の進むこの町でも怪しい噂はまだ辛うじて生きていた。森の中の食人鬼、怨霊に夜毎誘われる音楽家、妖怪を使役する易者、幻影の美少年、そして雪女やのっぺらぼう……。街でささやかれる数々の怪談を追う中で、八雲や好乃は、華やかな文明開化の陰を目撃し、失われていくものたちの声を聞くこととなる。
 怪談はなぜ生まれ、なぜ語られ続けるのか。好乃の真の目的とは何か。そして、小泉八雲はどうして「怪談」を書かなければならなかったのか――。激しい変動の時代を背景に、名著「怪談」成立の裏側を描く文豪×怪異×ミステリー。

内容説明

明治29年の東京には怪しい噂が幾つも流れていた。森の食人鬼、音楽家を招く亡霊、妖怪を使う易者、幻の少年、雪女…。古き怪異を愛する帝大講師・小泉八雲は、女中の少女・好乃や書生の己之吉とともにそれらの怪事件を探り、「怪談」として記していく。徐々に明かされる好乃の真意、好乃と己之吉との淡い関係、急成長する社会が喪失した日本の郷愁―。名著「怪談」に隠された秘密とは?明治×文豪×怪異×ミステリ。

著者等紹介

峰守ひろかず[ミネモリヒロカズ]
第14回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、『ほうかご百物語』にて2008年に電撃文庫よりデビュー。キャラクター同士の軽妙なセリフのやりとりと妖怪蘊蓄に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぽろん

31
小泉八雲って、学校で習ったなあ、懐かしいなあと手にとった。彼の元に女中にして欲しいと訪ねて来た少女。彼の怪談の話をモチーフに不思議な話が展開して、とても愉しかった。2025/02/05

コニコ@共楽

14
小泉八雲の『怪談』は大好き。八雲先生が登場し、次々と怪談事件を解決していくミステリータッチの小説。女中として雇われたいわくつきの好乃とのタッグを組んだ先生は、怪談話を集めながらの書きながら、妖怪たちの気持ちに寄り添っていく姿が描かれています。人間にも妖怪にも人情や意地があって、もちろん怖い気持ちもありますが、魅力的な話についどうなるか先を知りたくなります。八雲先生は、それぞれが語った言葉というものを大事にして、昔話をそそられるお話にアレンジしていったと思える小説でした。2025/04/05

taro

8
とりあえず読書本を切らさない程度のつもりで買ったけれど、なんのなんの。小泉八雲の「怪談」が、本当にこうして出来上がったのかもしれないと思うと心が沸き立ちます。明治の近代化で失われつつあった怪異を後世につなぎとめたヘルン先生の物語を読みつつ、怪異に何かを託されたという意味で水木先生のことが頭に浮かんだ。各話にはさまれるコラムも興味深く、とくに「ゆきおんな」については今までの固定観念が覆されて気分爽快。好乃さんの件については、表紙で気づくべきだった。2025/02/07

ともりぶ

6
女中の正体が想定外。怪談の口伝が鍵。2025/03/22

しゅがー

6
内容は小泉八雲の怪談についてのお話。最後の締めの言葉でもあるようにこういう物語が存在して良いんだと新たな解釈を得た。 昔に怪談は読んだ事があるけど改めて今読んでみたいと思った。2024/12/29

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