出版社内容情報
栄国(えいこく)第八王女の春燐(しゅんりん)は絵を描くこと以外は興味がない変わり者。
王宮内で、腫れ物のように扱われている彼女に、争いが続く西の隣国、唐陀国(とうだこく)への輿入れが決まる。
到着早々の婚礼で初めて目にした王の鬼嶽(きがく)は、強面の武人だった。
しかも式に乱入した謀反人を一刀両断にする。
あまりの恐怖に周囲は凍り付くが、血しぶきを浴びた花嫁は言った。
「好きです、結婚してください」
前代未聞の告白からはじまる、風変わり夫婦の中華謎解き譚!
内容説明
栄国第八王女の春燐は絵を描くこと以外は興味がない変わり者。王宮内で、腫れ物のように扱われている彼女に、争いが続く西の隣国、唐陀国への輿入れが決まる。到着早々の婚礼で初めて目にした王の鬼嶽は、強面の武人だった。しかも式に乱入した謀反人を一刀両断にする。あまりの恐怖に周囲は凍り付くが、血しぶきを浴びた花嫁は言った。「好きです、結婚してください」前代未聞の告白からはじまる、風変わり夫婦の中華謎解き譚!
著者等紹介
宮野美嘉[ミヤノミカ]
広島県出身。第五回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門ルルル賞&読者賞をW受賞し2011年に『幽霊伯爵の花嫁』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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冬野
9
初読み作者さん。美貌を持ちながら醜悪と自負する春燐が、隣国の恐ろしき王・鬼嶽に嫁ぐことで始まる恋と謎の物語。面白かった。春燐のぶっ飛び具合が突き抜けてて、お相手役にこんなに「変態」と罵られる作品って他にないんじゃなかろうか?この子を許容できるかどうかで評価が変わると思う(自分は人智を超えた強大な力に魅力を感じるクチなので楽しめた)。語り口のライトさに比べて真相はやや重めで、若干の違和感はあった。春燐の絵を描く趣味が謎解きに関わっていたらより良かったかも。鬼嶽と角炎のややBLみを感じる関係好きよ。星:4/52025/02/12
イカまりこ
7
あらすじからヤバいお姫さまだって気になって読んだ。普通の感覚とはちょっと、いやかなりかけ離れたヒロインで、どうしてそうなのか気になるし純粋にキャラがいい!ヒーローの方も生い立ちや能力が普通以上なんだけど、豪胆なヒーローの存在感を薄めるくらいヒロインの変態ぶりが良かった。結婚式での事件をはじめ、後宮で起こる事件は血生臭く重い。でも二人のやりとりや補佐官との掛け合いがコミカルでずっと笑って読んでた。でも真相が分かった時の衝撃と決着のつけ方で笑えるだけじゃないシリアスさを感じた。続きが出るのを楽しみに待つ!2025/02/17
ネロ
7
久々に軽いの読みました。このヒロインなかなか突き抜けてて好きかもしれない…中途半端なところがなくて好感が持てますね。ヒーローも強面とかいうレベルじゃなくて、本当に鬼だった笑 なかなかの組み合わせですが、糖度が低すぎてちょっと残念。続きがあれば読んでみたいです。2025/02/14
色素薄い系
3
ドMって放置しても罵っても全部ご褒美になるから厄介ですよね。散々変態と言われるヒロインだけど過去の出来事がきっかけで歪んでしまったせいなんだよね。この件に関して謎は謎のままだけど続きが出るのでしょうか?道士の正英へ鬼嶽が「よし、ポンコツだ」と評価した瞬間に笑った。さぞ有能なのが来たのかと思った矢先にあれだし。春燐もポンコツ認定してたしもっとまともなやついなかったの?この設定にしては角炎がちょいちょい軽い言動してるけどあんまり浮きすぎてないのは癖つよキャラが多いからでしょうか?2025/02/02
mii
1
ちょっと変わった変態美女とその推し。 思ったより、ラノベ。2025/02/03