出版社内容情報
高槻ゼミの一大イベント、それはゼミ合宿。
9月の初め、尚哉は仲間たちと西湖に赴く。
先輩方の中間発表、BBQに花火と様々なイベントをこなし、高槻の発案で、尚哉たちは青木ヶ原樹海へ行くことに。
そこには意外なあの人がいて……!?
ほか、派手めな女子大生からの「ドッペルゲンガーが現れる」という相談や、
高槻の因縁の場所を訪れる決意をした尚哉など盛りだくさん。
隣り合わせの青春と異界を描く民俗学ミステリ第11弾!
内容説明
高槻ゼミの一大イベント、それはゼミ合宿。9月の初め、尚哉は仲間たちと西湖に赴く。先輩方の中間発表、BBQに花火と様々なイベントをこなし、高槻の発案で、尚哉たちは青木ヶ原樹海へ行くことに。そこには意外なあの人がいて…!?ほか、派手めな女子大生からの「ドッペルゲンガーが現れる」という相談や、高槻の因縁の場所を訪れる決意をした尚哉など盛りだくさん。隣り合わせの青春と異界を描く民俗学ミステリ第11弾!
著者等紹介
澤村御影[サワムラミカゲ]
神奈川県横浜市出身。女性。2016年に第2回角川文庫キャラクター小説大賞“大賞”を受賞した『憧れの作家は人間じゃありませんでした』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
56
うわ~表紙、誰も笑ってないじゃん!鳥嫌いな高槻先生、羽根なんて握りしめて大丈夫?右下には実は髑髏がゴロゴロと。帯の惹句は「青春真っ盛りのゼミ合宿」なのに表紙から既に不穏な11巻♪影踏み遊びから広がるドッペルゲンガー現象の謎・足を踏み入れても踏み出させてもいけない「禁足」の呪い・そして「代償」の意味を求めてついに因縁の鞍馬への三話。既に彼方に身を置いてしまった人魚姫と暗闇に跳ぶ作家先生の献身と覚悟が哀しくも力強い本作。知らず知らずに彼方に惹かれる高槻先生と深町君は此方に踏みとどまれるのか?最後、物語が奔る!2024/11/27
kei302
41
“もう一人”、禁足地と禁則(出てはいけない)高槻NGワード連発の本作。最終話では行方不明の高槻少年が倒れているのを発見された場所鞍馬へ。今回はかなり謎に近づきましたが、すぐそこにあった手掛かりが消えてしまったところで次巻へ続く。それにしても、沙絵さんはすごいです。影の章に出てきた岡本綺堂の「影を踏まれた女」KindleUnlimitedで見つけてレンタルしてしまった。2024/12/02
こも 旧柏バカ一代
30
影踏みとドッケンベルガーの物語。富士の樹海に潜むとある存在の物語。そして、高槻が何故あちら側に行ったのか。その真相を知る者は誰なのか?そういう話をして、真相を知るだろう者に会おうとしたら、蜘蛛の糸を断ち切られる。話が振り出しに戻ったのか?それとも、他にも誰か知ってる者が居るのだろうか?あと、高哉は何でもう1人と迂闊な約束をしたんだろうな、、2024/11/27
ミキ
19
2024-125:めっちゃ気になるところで終わったー。早く続きが読みたい! ホンモノと当たる確率は上がり、深町くんは異界の判別ができるようになっている。面白くなってきてる。2024/11/26
りこ
15
だいぶ真実に近づいてるのかな!?深町くんは、もう一人の思惑に気づいちゃった。そして、最後の終わり方がやばかった。全体的には、前にあった色々な話に触れてくれて嬉しかった。なんか、次が悲しい話だからなのかなって思った。難波くんはやっぱり優しい。2024/11/28