出版社内容情報
社会人2年目の渚は、仕事も一人暮らしも手探り状態の毎日。家でおいしいものが食べたいけれど、ゆで卵すらまともに作れない! しかも職場では、辞職した先輩を引き留めたいと相談を受けてしまい……。
内容説明
社会人2年目で独り暮らしを始めた渚は、完璧な母親にいつも先回りされてきたからか、ゆで玉子すらおいしく作れない。職場でも機転の利かなさを実感するばかりで、仕事人間になれるとも思えない。そんな中参加したBBQで「鍋の中を覗いてみたら?」と言われ衝撃を受ける。そうか、料理も仕事も、実際になにが起きているか自分の目で確かめなくちゃ―。迷える女子が自分なりの生き方を見つける、お仕事×お料理小説!
著者等紹介
賀十つばさ[カトウツバサ]
東京都生まれ。文化学院卒業。番組構成、ドラマ脚本などを手がける。国産小麦を使った体に良い菓子や天然酵母のパンのレシピを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
38
連続ドラマ放送中の「バニラな毎日」の著者の最新作ということで読んでみた。持田渚は入社二年目の新卒社員。実家を出て独り暮らしを始めたものの料理はおろかゆで卵さえ満足にできない始末。そんな彼女が周りの人たちに助けられながら恐る恐る料理を始めるという微笑ましい物語。レシピ通り完璧に作ろうとか「あの人」みたいな料理を作ろうとか迷走した末にたどり着いた結論、自分がおいしいと思うものだけを作る。家族がいるならいざ知らず独り者ならこれが一番。準男やもめの私も基準は自分が食べておいしいこと。見栄えが悪くてもうまけりゃOK2025/02/21
荒川叶
35
料理は自分が美味しいと思ったらOK.なんだかこの一言に安心する。見えないゴールにするから作れなくなる、自分が良し悪しを決めればゴールは自ずと見えてくる。 何事も迷ったら自分の判断できるよう心がけたい。周りの意見はあくまでも参考に、しっかり自分をもつように。2024/09/29
あやっぴ
23
主人公が社会人2年目で料理がまったくできないのはおいといて、年齢の割に幼すぎて、あまり好きになれなかった。ママも娘が心配すぎるのはわかるけど、それはないよーという言い方だったり、行動だったり。これでは母から逃げたくなるのわかる。それでもコミュ力の高さが幸いし、先輩、仲間とのさまざまな経験から料理のヒントを学んでいく様子は微笑ましかった。2025/02/07
まり
19
図書館本。めちゃサクサク読めた。お料理を学んでいく話かと思っていたら違った。お料理は作るけど…それは自分の思うように美味しいと感じる物を作るってことで…。こうしたらいいのに…とか思う部分もあって、ちょっと歯がゆい気もする所があったけど、こういうやり方もアリだよなぁとも思った。ママとの勝負は、まだまだ長い。始まったばかり。でもこれからは同じ土俵の上で勝負出来そうな気がする。2025/01/08
うなぎ
17
なんでも先回りして完璧に全部やってくれる母、娘が何か頑張ろうとすると、対抗心で張り合ってくるところ、凄く…分かる…。2024/12/04
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