角川文庫<br> 新訳 タイタス・アンドロニカス/ファヴァシャムのアーデン―Shakespeare Collection

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角川文庫
新訳 タイタス・アンドロニカス/ファヴァシャムのアーデン―Shakespeare Collection

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041153666
  • NDC分類 932
  • Cコード C0197

出版社内容情報

過激でダーク。悪魔的面白さ
《吉田鋼太郎氏推薦!!》

ゲースロの元ネタで復讐劇の元祖『タイタス…』。国内全集未邦訳、初文庫化の『…アーデン』。「これがシェイクスピア!?」と驚く異色二作!

勇猛な将軍タイタスはゴート族の美しき女王タモーラと王子らを捕虜として引き連れ、祖国ローマに凱旋。女王の願いを無視し、王子を惨殺する。ところが新皇帝が女王を娶り、立場が逆転。女王による復讐が始まる。――過激でダーク、血で血を洗う復讐劇の元祖『タイタス・アンドロニカス』。それに加え「これもシェイクスピア?」と論争になり、国内全集で未邦訳だったが2016年に正典入りした、幻の『ファヴァシャムのアーデン』も初収録。

【本作を楽しむ5つのポイント】
・『タイタス・アンドロニカス』は復讐劇の原型! 残虐で醜悪な人間像がスリリングに描かれる。 
・国内全集では未邦訳だったが、2016年に正典入りした幻の『ファヴァシャムのアーデン』を初文庫化!
・「これがシェイクスピア!?」今も論争が続く問題作。どこがシェイクスピアの筆か、当ててみよう。
・日本初! ライムを全訳した決定版。こだわりのリズムで音読すると気持ちいい!
・最新研究に基づく徹底解説&詳細な注釈付き!

The Lamentable Tragedy of Titus Andronicus
by William Shakespeare
from
The first Quarto, 1594
and the first Folio, 1623

The Tragedy of Master Arden of Faversham
by William Shakespeare and others
from
The first Quarto, 1592


【目次】

タイタス・アンドロニカスの嘆かわしき悲劇
フェヴァシャムのアーデン氏の悲劇
訳者あとがき

内容説明

勇猛な将軍タイタスはゴート族の美しき女王タモーラと王子らを捕虜として引き連れ、祖国ローマを凱旋。女王の願いを無視し、王子を惨殺する。ところが新皇帝が女王を娶り、立場が逆転。女王による復讐が始まる。―過激でダーク、血で血を洗う復讐劇の元祖『タイタス・アンドロニカス』。それに加え「これもシェイクスピア?」と論争になり、国内全集で未邦訳だったが2016年に正典入りした、幻の『ファヴァシャムのアーデン』も初収録。

著者等紹介

シェイクスピア,ウィリアム[シェイクスピア,ウィリアム] [Shakespeare,William]
1564年、イギリス中部のストラットフォードで、商業を営む父と旧家出身の母との間の第三子として生まれる。82年、18歳で8歳年長のアン・ハサウェイと結婚、一男二女をもうける。故郷をはなれ、やがてロンドンで詩人・劇作家として幸運なスタートを切る。94年、新しく組織された劇団「宮内大臣一座」の幹部座員として名を連ね、俳優兼座付作者として活躍。およそ20年間劇作に専念し、劇作家として名をなす。1616年没

河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スリルショー

1
「タイタス」はローマの将軍タイタスの親族を理不尽にも王の命令により殺されたことに対する復讐劇。リア王に似ているが、こちらの方がグロテスク。「ファヴァシャム」は不倫妻に悪党が加勢し夫を殺す物語。どちらも単純な人間のエゴがむき出しとなって殺人につながるところが全てのミステリの原点と言える。巻末の河合祥一郎氏の「訳者あとがき」もこの2作についての上演にまつわる歴史と解釈をシェイクスピアの他の作品と比して解説しているのもgood、シェイクスピアはいつも良くも悪くも人間心理を書いているんだなぁ、ってところがわかる。2026/08/29

DEN2RO

0
「タイタス」は現代に似つかわしい不条理な殺伐さをより先鋭に訳出しようという意図が感じられました。「アーデン」は全篇通して一人の男を殺そうするお話です。妻が愛人と悪党たちを唆してあの手この手で夫殺しを成し遂げる顛末。ストレートでダークな劇でした。2026/08/28

迦陵頻之急

0
新たにシェイクスピア作品に認定された「ファヴァシャムのアーデン」に思い切り食い付いたが、だったら未読の「アセンズのタイモン」や「ヴェローナの二紳士」やらを読むのが先だろう、という気もする。とは言え、シェイクスピアの悲劇と言えば王侯貴族が主役の歴史的物語と相場が決まっているのに、庶民が主役の三面記事ドラマとは異色極まる。命を狙われている主人公がどんな運命をたどるか、近代的サスペンスの趣あり。殺人絡みながら黒い笑いに彩られ、凄味はあるが妙に間抜けな悪党が登場するあたり、鶴屋南北の生世話ものの風味も。 2026/03/26

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