出版社内容情報
あらゆる願いを叶えるといわれる願望機・聖杯を求めて戦う殺し合いの儀式「聖杯戦争」。
超常にして神秘の兵器として現界したサーヴァントたちは、己がマスターである魔術師と関わりながら、自らの在り方に従って聖杯戦争へと挑む。
アサシンは己のジレンマと対峙しながら、ライダーはかつて世を統べた者ゆえに。
そんな中、バーサーカーはマスター・來野巽と共に聖杯戦争を止めるために戦うことを決意するが……。
1991年──第一の東京聖杯戦争は加熱し、加速していく! 「Fate」の原典「Fate/Prototype」の前日譚を描くスピンオフノベル、文庫化第3弾!!
内容説明
あらゆる願いを叶えるといわれる願望機・聖杯を求めて戦う殺し合いの儀式「聖杯戦争」。超常にして神秘の兵器として現界したサーヴァントたちは、己がマスターである魔術師と関わりながら、自らの在り方に従って聖杯戦争へと挑む。アサシンは己のジレンマと対峙しながら、ライダーはかつて世を統べた者ゆえに。そんな中、バーサーカーはマスター・來野巽と共に聖杯戦争を止めるために戦うことを決意するが…。
著者等紹介
桜井光[サクライヒカル]
「Fate/Grand Order」や「Fate/Samurai Remnant」などのゲームシナリオの執筆(後者では監修も)を担当。また、ゲームの企画・シナリオ、アニメの脚本、漫画原作など多岐にわたり活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどり
9
断片として描かれているため、プチだけ登場してすぐ消えるマスターや英霊もいるってこと。その短い登場(人生)のなかにも、ささやかながらも「自分としては最大の願望」のために力を尽くす姿、ともいえるのかな。「聖人」が気になる。2024/12/02
にぃと
5
やはりこうやって断片が示されると時系列順にじっくりと全体を読みたくなる。それぐらい魅力的な作品。バーサーカー陣営とアサシン、そしてライダーの出番が多く、特にライダーはFate全体を通してもお気に入りキャラのひとりで、それを改めて実感させられる格好よさ。全体的にはドロドロとした暗い部分が多く、特に巽くんは最期もその後もあんまりな内容。2025/03/15
ハッピー
3
愛歌に従っているアサシンと一瞬のマスター仁賀征爾.玲瓏館家に攻め入っていたバーサーカーとそのマスター來野巽.飛翔する”船”によって姿を現したライダーと東京西部に座す魔術師一派,伊勢三家の当主玄莉.そしてセイバーと愛歌.4つの組を描いたシリーズ第3弾.2024/11/30
キュー
1
本当に断片が語られていくので、この後どうなる?ってところが語られなくてモヤモヤしてしまう部分があるけどなんか面白く読まされてしまうのは世界観というか設定の面白さ故か。昔、格闘ゲームが好きだった時にも大雑把なストーリーとキャラクターの設定とかだけでも楽しめたのと似た様な感じを覚えた。今回は來野巽とバーサーカーの活躍が読めると期待したらあっさり退場そして他の陣営が語られだして、そりゃ無いぜ〜となった。いつか他の媒体でいいからきちんと物語として語られた物を見てみたいと思った。アニメとかでやってくれ。2025/01/15
水無月冬弥
1
あああ、Fateの闇が広がっている。バーサーカー陣営があまりにも不憫すぎる。二人とも凄くいいキャラなんだけど、聖杯戦争では長生きできませんよね、特にこの世界線では……。その後も無残すぎる。彼女にとってはシアワセなんでしょうけど、なんだかな……。あとさりげなく、あの少年が物語で重要な位置にいるのにびっくり。彼がいなければ物語が大きくかわっていたよ2024/12/28