出版社内容情報
「Fate/stay night」の原型、「Fate/Prototype」の前日譚を描くスピンオフノベルが文庫化!
稀代のスチーマー・桜井 光と、繊細流麗なイラストレーター・中原が「Fate」の原液に触れた時、圧倒的な熱量を帯びて、聖杯戦争の歯車が動き出す――!!
内容説明
7人の魔術師と7騎の英霊が契約し、あらゆる願いを叶えるといわれる願望機・聖杯を賭けて戦う殺し合いの儀式「聖杯戦争」。1999年、魔術師・沙条綾香と、英霊・セイバーが契約した聖杯戦争から遡ること8年、1991年に起きた聖杯戦争では、綾香の姉・愛歌がセイバーと契約していた。愛歌は言った。「恋の魔法はね、魔術師の使う、どんな神秘よりもすごいのよ」と。幼い綾香は、その先の過酷な運命を知る由もなかった…。
著者等紹介
桜井光[サクライヒカル]
「Fate/Grand Order」や「Fate/Samurai Remnant」などのゲームシナリオの執筆(後者では監修も)を担当。また、ゲームの企画・シナリオ、アニメの脚本、漫画原作など多岐にわたり活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にぃと
6
プロトセイバー様が推しのひとりなので、こうやって手軽に読めて堪能できる機会があるのは嬉しい。まだ綺麗なようで、その裏ではすでにドロドロとしたものに囚われているようで、読んでてゾクリとする場面も。巻末にはおまけマンガも収録されており、こちらはほのぼのとした雰囲気でよい。しかしこれを読んでしまうとプロト本編の物語が読みたくなってしまう。今回のメディアミックスにあわせてそういう動きにも期待したい。2024/10/12
織田秋葉
2
内容はさておき、この薄さとこの行間の多さで1000円するって…。しかも、内容もfateシリーズを全然知らない人が読んだら、え、どういうこと?ってなりそうだし、謎の手記独白が随所に入ってきて、なかなかに読みづらい。 ただ、1巻読んじゃったから文句言いながらもまた続きをんじゃいそう。悔しい。 英霊はみんなどこかでみたような人(ただしセイバーは性別違う)、FAKEではおなじみのあやかさんはこのあやかちゃんと同じ子なのかな?登場人物大体頭のネジが飛んでてそういう意味でも好みわかれそう。2024/12/01
水無月冬弥
2
Fateはあまり詳しくないのですが、旧セイバーもイケメンでカッコいいですね。そりゃ、愛歌も惚れてしまうわけですね。しかし、愛を知ったら、ヤンデレになるとは……、ちょっと極端すぎませんかね。いやあ、恐い。綾香ちゃんは頑張ってほしいです。2024/12/06
ハッピー
2
本屋で見つけた角川文庫版.1991年の東京を舞台に沙条愛歌とセイバーが挑んだ聖杯戦争.そして8年後の沙条綾香とセイバーが挑む聖杯戦争.2017年に読んだ電子版から7年経ったので久しぶりに読めるので嬉しいです!2024/10/06
キュー
0
『Fate/Prototype』の前日譚という事だけど本編は観た事無いが前日譚ならここから読んでもいいか、と文庫化されたのを見かけて読んでみる事にした。まぁ本編もちゃんと作品化はされてないみたいだけど。読んでみて少し後悔した。まさにフラグメンツ(断片)の連なりで本編知らないからこれは困ったなぁと。が、よく考えたら本編をちゃんと公開されてないのによくこんなの書いたなぁと思った。短編アニメが存在するらしいけどそれくらいは観てから読んだ方が良かったのか。1冊まるごとプロローグを読まされた気分。とりあえず次巻へ。2024/12/19