魔法を描くひと

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041153314
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「私の人生の主は私。何ものにも、簡単に委ねてやるもんか」
20世紀初頭にアメリカで創業し、世界中から愛されるアニメーション会社となったスタジオ・ウォレス社。1937年、レベッカは類稀な画力でウォレス社に入社を認められたものの男性ばかりの社内で実力を評価されない日々が続く。それでも仲間と協力し作品創りに励むが、第2次大戦の影が忍び寄ってくる……。
時を隔てた現在、ウォレス日本支社で働く契約社員の真琴は、偶然見つけたデザイン画から、素晴らしい才能を持ちながら歴史から忘れ去られた「彼女」たちの人生を知る――。

内容説明

20世紀初頭にアメリカで創業し、世界中から愛されるアニメーション会社となったスタジオ・ウォレス社。1937年、レベッカは類稀な画力でウォレス社に入社を認められたものの男性ばかりの社内で実力を評価されない日々が続く。それでも仲間と協力し作品創りに励むが、第2次大戦の影が忍び寄ってくる…。時を隔てた現在、ウォレス日本支社で働く契約社員の真琴は、偶然見つけたデザイン画から、素晴らしい才能を持ちながら歴史から忘れ去られた「彼女」たちの人生を知る―。

著者等紹介

白尾悠[シラオハルカ]
神奈川県生まれ。アメリカの大学で政治学と人類学を専攻する。卒業後、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社などでの勤務を経て、現在はフリーランスのデジタルコンテンツ・プロデューサー、マーケター。広島の被爆二世でもある。2017年、「アクロス・ザ・ユニバース」で〈女による女のためのR‐18文学賞〉大賞と読者賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

天の川

57
勇気を貰える本。世界的アニメ企業の契約社員・真琴が発見したデザイン画。描いたのは誰なのか。現代と1930~40年代のアメリカが交互に。契約・派遣社員の不安定な雇用形態、補助的役割しか任せてもらえないもどかしさ、子育て中の女性社員の苦しさ。そして、戦前のアメリカでは実力があっても認めてもらえない女性達がいた。低賃金の長時間労働、アイディアは受け流されるか男性の功となる。戦争は夢のあるアニメを否定し、戦意高揚アニメを評価する。労働組合の結成、レッドパージ、レイオフ…彼女達はともに創作することは叶わなかった。→2025/03/01

Ikutan

56
20世紀初頭にアメリカで創業され、世界中で愛されるアニメーション会社スタジオ・ウォレス社。その日本支社で派遣から契約社員になったばかりの女性と1930年代、男性社会で差別を受けつつも、アニメーションへの情熱を失わなかった女性たちの物語。契約社員の真琴が偶然見つけた素晴らしい原画。その作者名が、スタッフリストにはなかった。この絵の謎を巡り、現在の日本と1930年代の制作現場が交互に綴られ、アニメーション制作の厳しさや理不尽な境遇の中で働く女性たちの逞しさが描かれる。読み応えあり。人物紹介を付けて欲しかった。2025/04/02

papapapapal

41
長くアニメーション映画を牽引してきたスタジオ・ウォレスの日本支社で、非正規雇用の女性スタッフが発見した作者も出所も不明の原画をめぐる壮大な物語。これ程までに魅力的な原画の作者の名前が社内の名簿にすら残っていないのは何故なのか。過去と現代、アメリカと日本を行き来しつつ物語は進む。働く女性たちがぶち当たる壁、時代背景…それでも「いつかきっと」と信じ続けた彼女たちの希望溢れるラストは胸熱!登場人物や専門用語が多く途中集中力が切れかかったけど、最後まで大切に読む価値有りの心踊る名作。大河並みの重厚感、映像化希望!2025/04/05

よっち

28
20世紀初頭にアメリカで創業し、世界中から愛されるアニメーション会社となったスタジオ・ウォレス社。素晴らしい才能を持ちながら歴史から忘れ去られた彼女たちの人生を知る物語。類稀な画力でウォレス社に入社を認められたものの、男性ばかりの社内で実力を評価されない日々が続くレベッカ。それでも仲間と協力し作品創りに励む中で、第2次大戦の影が忍び寄る展開で、当たり前のように搾取され、差別や偏見が当たり前だった当時の時代背景を改めて痛感させられましたが、それでも諦めずに立ち向かう彼女たちの頑張りには勇気づけられましたね。2025/03/26

kosmos

27
1930年代から第二次世界大戦期にかけ、世界的アニメーションスタジオ・ウォレス社でアニメーターとして働くレベッカと、2000年代に日本支社で契約社員として働く真琴。物語はこの2人の目線で交互に進んでいく。社内で公然と女性がからかわれ下に見られていた昔、女性同士が雑にくくられ正規非正規の区別がある現代。どちらの時代でも仕事に夢中になる喜び、正当な評価が得られないことへの苦しみが描かれている。物語の最後のレベッカの姿がすがすがしく心に残った。2025/04/12

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