ロブスター

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041153291
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

おちこぼれの女性ジャーナリストが異国の砂漠の地で掴んだ、
自分しかできない仕事、そして、人間のほんとうの幸せとは

フリージャーナリストとしての活躍の道が拓けずくすぶっていた寿美佳(すみか)は、摂氏六十度を軽く超える砂漠の地で、鉱石を運ぶトラックに乗っていた。
ここはオーストラリアでも「デッドエンド」と呼ばれる地帯。この先の鉱山で、元引きこもりの日本人労働者や、海外の政治犯が強制労働に従事させられているという疑惑を聞きつけて、記事を書いて一山当てようと潜入取材に乗り込んだのだ。金がない寿美佳のスポンサーとなったのは、夫の研究者・クセナキス博士がここに閉じ込められていると訴える博士の夫人だった。
博士を救い出すという任務も帯びながら、命からがら苛酷な砂漠を越え現地にたどり着いた寿美佳だったが、そこで出会った博士をはじめとする3人の労働者が語ったのは、寿美佳が全く思いもよらない背景だった……。

ここは見捨てられた場所、そして、途方もなく自由な土地――
「他の場所では生きられなくても」、今、自分の身体が、能力が、拡張していく。

人生の本質や、生と死の尊厳を、外から判断できるのか。
ほんとうの幸せとは何かに迫る著者の真骨頂。

内容説明

崖っぷちのフリージャーナリスト・寿美佳は、強制労働の噂を聞き、「デッドエンド」と呼ばれる砂漠鉱山に命からがら潜入した。ある人物の救出と取材が目的だったが、そこで出会った労働者3人の意外な背景を知り…。ここは見捨てられた場所、そして、途方もなく自由な土地―。「他の場所では生きられなくても」、今、自分の身体が、能力が、拡張していく。

著者等紹介

篠田節子[シノダセツコ]
1955年東京都生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタン‐神の座‐』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞、19年『鏡の背面』で吉川英治文学賞を受賞。20年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

191
近未来の荒廃したオーストラリアが舞台と聞くと『マッドマックス』を思い出すが、こちらは暴力も破壊も殺戮もない。隔絶された砂漠の鉱山で強制労働させられる人がいるとの情報で潜入した女性ジャーナリストが、温暖化が進み経済が破綻した地球において問題の鉱山は楽園だったと知り愕然とする。既存の家族や社会に絶望した人びとにとって、厳しい環境でも他者との関わりを絶てるのは幸福だったのだ。地球がディストピアと化したからこそ、篠田さんは「大切なものは目に見えない」という『星の王子さま』の言葉を小説化したいと願ったのではないか。2025/02/16

R

103
ディストピアSFのような雰囲気だけど、読み終えてみればある種のユートピアだと思えた。近未来の日本と思しき場所なのだが、昼間は気温が60度を超える鉱山に囚われた人を探すという出だしなのだけど、囚われたわけではなく自らその土地にいるという話を聞き、触れて、やがて自身も囚われていくといった物語。表層的にはそんなお話なのだが、描かれる情景や、人間模様と背景が、現代のそこかしこにある煩わしさとなんら変わらず、過酷な環境下でも一種の自由があると思える描写が素晴らしかった。2025/12/11

のぶ

92
篠田さんは作風に多くの抽斗を持っていますが、本作のような作品もそのひとつ。主人公の寿美佳はフリージャーナリストだけれど、活躍の道が拓けずくすぶっていた。今回向かったのはオーストラリアでも「デッドエンド」と呼ばれる地帯。いろんな訳ありの人たちが、強制労働に従事させられているという疑惑を聞きつけて、記事を書いて一山当てようと潜入取材に乗り込んだ。それにしてもこれだけ過酷な土地が本当にあるのだろうか?摂氏60度、砂漠に釣り糸を垂れて伊勢海老のようなサソリを釣り上げる。話はつまらなかったが、この環境には驚いた。2024/10/25

Richard Thornburg

85
感想:★★★★  篠田節子センセの新刊ということで無条件に追いかけて読みました。  扉絵は何となくサン=テグジュペリの「星の王子さま」みたいなんですが、帯に書いてある言葉は重い・・・  舞台となるのは近未来のオーストラリア。  近未来のオーストラリアとは言ってもマッドマックス的な荒廃した世の中ではなく、荒れ狂う自然と共存しようとする人々が暮らす世界とでもいうのかな?2024/12/10

Ikutan

81
近未来。摂氏六十度を超えるオーストラリアの砂漠地帯にある鉱山で、元引きこもりの日本人や海外の政治犯が強制労働させられているとの情報に、フリージャーナリストの寿美佳は潜入取材に挑む。先ずは、弾圧により祖国アメリカを追われ、この鉱山の機械内部に監禁されている博士の救出することで、資金調達を目論むが…。灼熱の大地。訳ありの労働者。途方も無く自由な博士の生き方。寿美佳は感化され次第に変わっていく。日本の近未来の描写がリアル。地球温暖化や進む無人化。さらっと現代社会に警鐘を鳴らし、自由や幸福について考えさせられた。2024/11/20

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