わたしと一緒にくらしましょう

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041153284
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

シングルマザーの美苗は、兄夫婦と両親、祖母が引っ越したばかりの家に幼い娘とともに身を寄せる。そこは有名な事故物件で「ある部屋に絶対に足を踏み入れてはいけない」と言われている。誰もいないはずの部屋から足音が聞こえ、眠ったままの娘がなにかに手を引かれるように寝室を出て行く。この家はどこかがおかしい……。美苗は霊能者を名乗る女性に助けを求めたが、ついにある日、その部屋から娘が意識のない状態で発見される。娘を助けようとする美苗は、この家に隠された、驚愕の過去を知る――。
第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉大賞を受賞した著者による、戦慄の「家」ホラー!

内容説明

シングルマザーの美苗は、兄夫婦と両親、祖母が引っ越したばかりの家に幼い娘と身を寄せる。そこは有名な事故物件で「ある部屋に絶対に足を踏み入れてはいけない」と言われている。誰もいないはずの部屋から足音が聞こえ、眠ったままの娘がなにかに手を引かれるように寝室を出て行く。この家はどこかがおかしい…。美苗は霊能者を名乗る女性に助けを求めたが、ついにある日、その部屋から娘が意識のない状態で発見される。娘を助けようとする美苗は、この家に隠された、驚愕の過去を知る―。

著者等紹介

尾八原ジュージ[オヤツハラジュージ]
山梨県生まれ。愛知県在住。2020年からWeb小説サイトのカクヨム等で活動。23年、カクヨムにて発表していた「みんなこわい話が大すき」で第8回カクヨムWeb小説コンテスト“ホラー部門”大賞を、「タヌキの一期一会」で第3回角川武蔵野文学賞“武蔵野×ライトノベル部門”大賞を受賞。単著に、大賞受賞作を書籍化した『みんなこわい話が大すき』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

107
怖い、キツい一冊。今まで見てきた数ある物件ホラーの中でもこれは上位にくる怖さ。両親、兄夫婦、祖母と大家族で夢のような豪邸に暮らすことになったシングルマザーの主人公。快適な生活が待っているかと思いきやそうは問屋が卸さない。絶対に足を踏み入れてはいけない部屋からの物音、何かが、家族が、いや、あの人がおかしい。噛み合わない会話、引っ越したくても無理な状況というキツさの相乗効果で恐怖は増し増し。明るい幕間のおかげでちょっとだけ緩和されたけど。友引人形って初めて知った。タニシさんに住んでもらいたい物件、ここに有り。2024/11/29

yukaring

66
「この家からは誰も出られない」容赦のない怪異とヒトコワが混ざりあう身の毛のよだつ“家”ホラー。大家族7人が暮らすいわく付きの家。シングルマザーの美苗と幼い娘、美苗の両親、兄夫婦、認知症の祖母が暮らす家は近所でも有名な事故物件。しかしある条件さえ守っていれば問題なく暮らせるはずだったのに…。誰もいない部屋から聞こえる足音や話し声は段々とエスカレート、夢うつつに手を引かれて入ってはいけない部屋へ連れていかれる家族たち。1人1人と家族が減る中、平然と過ごす兄嫁の真意。ラストの仕掛けも鮮やかな新感覚の物語だった。2024/11/13

らすかる

27
ヤバ!!まためちゃくちゃどストライクなホラーに出会ってしまった🎶決して入ってはいけない部屋がある屋敷に越した一家。すごく不穏。不穏すぎて気になりすぎてページをめくるしかない。そして幕間で登場する「よみご」と称する拝み屋とガタイの良い助手。一家におこる怪異と幕間の関係がわかったときの痺れる感覚!!サイコーなホラーをありがとう🎶2024/11/30

うやみ

7
めちゃくちゃ面白かった1日で読んでしまった!作者まじでホラー界の新星では??ゆるぼ欲しい2024/11/16

マヨ

3
読了。人怖と怪異の怖さが良い感じにブレンドされて、香り立つぞわぞわ感が心地良い。家に潜むナニかが夜な夜な存在を主張してくる環境で、同じ環境に置かれているはずの身内が全く気にせず、むしろ歓迎しているかのように振る舞う。さらには家から出ていかないで欲しいと懇願してくる始末。その身内が怪異に惹かれている以外は完璧な良い人だからこそ、白地についた一点の染みのようにかえって際立つ異常性を感じます。事情があるとはいえ入っただけで死に導かれてしまう部屋がある家に、入らなければ安全と言われても絶対住みたくないですよね。2024/11/01

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