角川ホラー文庫<br> 狐花―葉不見冥府路行

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角川ホラー文庫
狐花―葉不見冥府路行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041152065
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

作事奉行の娘・雪乃の前に現れた、この世のものとは思えない美しさを持つ萩之介。彼岸花の着物を纏う彼は、”この世に居る筈のない男”だった。この幽霊騒動を知った雪乃の父・上月監物は、過去の因縁と関わりがあるのではないかと疑うが……。絡まりあった謎を解きほぐすため、武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が”憑き物落とし”へと乗り出す。京極堂の曾祖父が相対する、悲しい真実とは――。角川ホラー文庫30周年を記念したプレミア版が登場!

内容説明

作事奉行の娘・雪乃の前に現れた、この世のものとは思えない美しさを持つ萩之介。彼岸花の着物を纏う彼は、“この世に居る筈のない男”だった。この幽霊騒動を知った雪乃の父・上月監物は、過去の因縁と関わりがあるのではないかと疑うが…。絡まりあった謎を解きほぐすため、武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が“憑き物落とし”へと乗り出す。京極堂の曾祖父が相対する、悲しい真実とは―。巻末に松本幸四郎との対談を収録。

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞、『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

55
文庫で再読です。切ないけれど面白かったです。この世にいるはずのない男というガジェットに惹かれました。幽霊と過去の因縁とは何か。絡まり合う謎が中禅寺の憑物落としへと導きます。明かされたのは悲しい真実なのが辛かったです。歌舞伎の物語として描かれた作品だそうで、舞台が見たかったですね。2025/02/10

えみ

53
自分の息遣いや鼓動だけが耳朶を這う。静かな部屋にただ“いる”、というそんな時に感じるあの感覚。そう、あの感覚としか表現のしようがない妖艶な怪談系ミステリ。百鬼夜行シリーズ京極堂の曾祖父・中禅寺洲齋。彼が江戸に現れた哀しき運命に翻弄された“幽霊”と対峙する。憑き物落としの遣り切れない真実が胸を震わし、目撃したのは人々の心に巣食う悪の果て。恐ろしさの中に隠された哀れは簡単に脳裡から離れてくれそうにない。少なくとも理解の中で霧散した「憑き物」に心寄せた時、これで「救い」は成就した…と思わずにはいられなかった。2025/01/02

こばまり

47
歌舞伎のための書き下ろし脚本の小説化とのこと。氏の作品としてはあまり例のない短さだが、濃密さは満足のいくもの。観たかった、京極歌舞伎。赤と黒のさぞや幻想的な舞台であったろう。読みながらいつになく場面場面をじっくり極彩色で想像している自分がいた。2025/02/15

ダケちゃん

29
初めての京極先生の百鬼夜行シリーズ以外の作品。しかも歌舞伎化された書き下ろしの小説版。 時代が江戸時代ということもあり、台詞回しに慣れなくて読むのに時間がかかってしまった。。個人的にはこの台詞回しは敷居が高い。。 しかし洲齋さんの憑物落としのパートの正装は京極堂の衣装の起源を見たようで思わずニヤリとした。 京極堂より優しい印象はあったが言葉の切れ味は鋭く論理で追い詰める感じが中禅寺家の伝統感あって良かった。 洲齋さん百物語シリーズにも出てくるみたいなので、この台詞回しを覚悟出来たらいつか読みたい。2025/03/25

イシカミハサミ

28
百鬼夜行シリーズの中禅寺秋彦の曽祖父が 憑き物落としを務める作品。 最近の京極作品は 男尊女卑や科学を相手取ることが多かったけれど、 今回は久しぶりに純粋に人の業と相対する。 なぜこれがホラー文庫から出ているのかはわからないけれど、 京極作品としては驚異の薄さで初心者でも読みやすい作品と思う。2025/02/23

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