出版社内容情報
刀鍛冶の跡継ぎとなるため、男として育てられた美禰。流刑となってやってきた松平忠輝に惹かれ、彼女の運命に変化が訪れた。伊勢に移り、女として生きていく決意をした美禰だが、なかなか思うように忠輝との時を持つことができずにいた。 そんななか、美禰は同じ年ごろの海女と知り合うが、村には人さらいの鬼の噂があり……。
内容説明
刀鍛冶の家系に生まれ、後継になるべく、男を装うように育てられた美禰。だが、伊勢の地に流刑となった松平忠輝と出会い、彼女のなかでその存在は大きくなっていった。忠輝と共に生きていく決意をした美禰は、一家で伊勢に移り住むことになるが、なかなか忠輝との距離を縮められずにいた。一方、父・柳生宗矩より、忠輝の抹殺を命じられた七郎は、伊勢へと向かうが…。美禰と忠輝に危機が襲いかかる、書き下ろし長篇時代小説。
著者等紹介
鷹井伶[タカイレイ]
兵庫県出身。甲南大学文学部卒。2013年より小説を上梓。趣味は料理、演劇鑑賞、散歩(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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