出版社内容情報
ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。その男――怪談売りは、どこからともなく現れては『怪談あります』というのぼりを立て、路上販売の格好をしているという。古本の形をした商品は、怪談そのもの。買えばそこに書かれた怪異に見舞われ、売れば見舞われなくなるので、様々な事情を抱えた者たちが夜な夜な彼のもとを訪れる。彼はいったい何者なのか、その目的とは――。人間の闇と欲望に切り込む、一話完結の人間ドラマ!
内容説明
ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。その男―怪談売りは、どこからともなく現れては『怪談あり〓』というのぼりを立て、路上販売を行っているという。古本の形をした商品は、怪談そのもの。買えばそこに書かれた怪異に見舞われ、売れば見舞れなくなるといい、様々な事情を抱えた者たちが夜な夜な彼のもとを訪れる。彼はいったい何者なのか、その目的とは―。人間の闇と欲望に切り込む、一話完結の人間ドラマ!
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市で生まれ、千葉県で育ち、東京都内で書店員をしていた作家。日本大学理工学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
28
サクッと読了。やはり、蒼月さん、優しい物語でした。この物語、シリーズ化するのかな?!2024/12/20
雨
25
読みやすかった。 不思議なイケメンの怪談売りさんに逢いたい(笑)2024/11/09
キナコ
19
表紙買いした一冊。ライトホラーノベル。怪談を売り買いする謎の人物をおう主人公。追っていくなかで見聞きする怪談売りの話。ヒトコワ系もあり。しかし文章は柔らかく、どうも憎めない怪談売りとライターとの関係性が良かった。一話完結ものでもあるので、ホラーが苦手な人にもオススメ。2024/11/09
Mayrin
10
まあまあ。もっとホラーを期待してました。2024/12/07
かず
6
連作短編ということもあり、非常に読みやすかった。 また、内容としても比較的マイルドなものばかりで、ホラーに慣れていない人でも楽しめるのではないかな? 妖怪などの怪異は存在しているけど、どちらかというと都市伝説に関する物語という印象。 めちゃくちゃ怖くて背筋が凍る、というよりも心温まるような物語だったのも改めてホラーが苦手な人にもおすすめできるポイントだと思う。 ただ、自分がホラー体験をしたいとは思わないから、実際に怪談売りに会っても本を買うことはないだろうな。2024/10/30
-
- 洋書
- One to Ten