出版社内容情報
2001年にスリーピースバンドのドラムとして華々しくメジャーデビューした著者は、わずか2年で脱退。オリコンチャートは、公表されるもっとも下であるという300位が最高だった。その後、作曲家としてアニソンやミリオンセラーのグループなどに楽曲提供したり、編曲者として活動していた。2011年ひょんなことから世界の音楽の祭典グラミー賞を見に行って衝撃を受け、「舞台に立つ側として戻ってくる」という決意を固める。
それから12年、Masa Takumi名義でリリースした通算5枚目のアルバム『Sakura』が、第65回グラミー賞最優秀グローバル・ミュージック・アルバムを受賞した。
英語力もゼロ、人脈もゼロ、音楽家としても世界では無名の状態からいかにして受賞にたどり着いたのか。
その戦略を惜しみなく公開する。
内容説明
スリーピースバンドのドラマーとして華々しくデビューしながら挫折を味わった著者は、その後、作曲家、編曲家として音楽とかかわっていた。ある日、知人に誘われてグラミー賞を現地で見て、人生を一変させられる。「必ずここに戻ってくる。今度は舞台に立つ側で」。英語力は“By the way”と“Pardon?”を記憶しているくらい、海外の音楽関係者との伝手もゼロ。たび重なる挫折に「もう一度だけ」と立ち上がり続け、12年目にして栄光を掴んだ。世間から常識を押し付けられ、心ない言葉を浴びながらもなぜ目標にたどり着くことができたのか。夢を信じつづけるすべての大人に、そのノウハウを惜しみなく伝える。
目次
第一章 オリコン300位のバンドマンが作曲家になるまで
第二章 膨らむグラミーへの思い
第三章 32歳から始めるなんちゃってイングリッシュ
第四章 自分のオリジナリティを磨く
第五章 自分を輝かせて自分を売り込む
第六章 12年目の到達、そしてその先へ
著者等紹介
宅見将典[タクミマサノリ]
作詞、作曲、編曲、プロデュースを行うアーティスト。1978年、大阪府生まれ。2001年、ロックバンド「siren」のドラムとしてBMG JAPANよりメジャーデビュー。その後脱退し、さまざまなアーティストの楽曲の作曲や編曲を手掛ける。国内の受賞歴は、11年の第53回日本レコード大賞にてAAAの「CALL」の作曲で優秀作品賞、19年の第61回同大賞にて、DA PUMPの「P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~」の作曲、編曲で優秀作品賞を受賞、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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