出版社内容情報
帝が治める金鵄(きんし)国。
その都から遠く離れた隠岐野の郡の辺境の里に生まれたかぐやは、特別な力を持つために虐げられ、籠の中の鳥のように生きてきた。
だが、妖影(かげ)と呼ばれる妖の討伐を担う黒鳶隊の大将・祇王隆勝(ぎおう・たかまさ)に、仮初の婚姻によって救いだされる。
かぐやは隊の姫巫女として、忌まれていたその異能を生かして人々を救い、居場所を見つけて行く。
そしてついに隆勝と想いを通わせ合せ、心から夫婦となることに。
だが、現帝を弑逆しようと企み、妖影と手を組んだ鵜胡柴親王が本格的に動き出す。
そしてかぐやの衝撃の出生の真実も明らかになり――?
内容説明
虐げられていた少女かぐやは、妖影と呼ばれる妖を討つ黒鳶隊の姫巫女として、異能の力で人々を救い、自らの意思や居場所を見つけ始める。悲しい出来事や危機を乗り越え、仮初の夫だった黒鳶大将の隆勝ともついに想いを通わせたのも束の間、現帝を弑逆しようと企み、夜叉と手を組んだ鵜胡柴親王が本格的に動き出す。同時にかぐやの出生にかかわる衝撃の真実が明かされて…。切なくも美しい和風ファンタジー、感動の結末!
著者等紹介
鶴葉ゆら[ツルハユラ]
小説投稿サイトを中心に活動し、『鳥籠のかぐや姫』でデビュー。「物語で冒険を!」をモットーに人情味のあるファンタジーを好んで書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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