出版社内容情報
八王子署の新人刑事・祝依 然(いわい ぜん)は一報を受け、八王子駅に急行する。
そこで目の当たりにしたのは、見るも無惨なバラバラになった轢死体。
目撃証言からは明らかに自殺。しかし、祝依はこの事件が他殺だと知っている。
駅のホームに佇む、男性の霊が見えるから。
祝依は殺された人の幽霊が見えるのだ。
不可解な事件に頭を抱えた祝依は、ゴシックロリータファッションの解剖医・霧崎真理(きりさき まり)のもとへ向かう。
八王子医大病院の法医学教室に所属する凄腕解剖医の彼女は、この死体に解剖する価値を見出した。
「解剖させてください。そうすればすべての事実が明らかになります」
傷を抱えた解剖医と刑事のバディが、不可解な事件にメスを入れる! 待望の続編!
内容説明
八王子署の新人刑事・祝依然は、線路への飛び込み自殺の報を受けて現場の駅に急行する。目撃証言から明らかに自殺と思われたが、殺された人の霊が見える祝依には、駅のホームに佇む男性の霊が見えていた。殺人だと知ったものの、事件は自殺にしか見えない。頭を抱えた祝依は、ゴシックロリータ姿の天才解剖医・霧崎真理のもとへ向かう―。傷を抱えた解剖医と刑事のバディが、不可解な事件に再びメスを入れる!待望の第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
36
表題作賢者の毒が良かったです。2024/10/28
よっち
29
殺された人の幽霊が見える八王子署の新人刑事・祝依と、八王子医大病院の法医学教室に所属する凄腕解剖医・霧崎真理が不可解な事件にメスを入れる第2弾。八王子駅で起きた一見自殺に見える無惨な轢死体、フランス料理屋の一軒家ビストロの開店祝いで起きた不審死、医学部受験五浪目で受験に失敗した浪人生の溺死体。非科学的な現象で殺されたことが分かる祝依から始まり、科学的な手法を元にしてロジカルに解き明かしていく霧崎のコンビが今回も効いていましたが、周辺事情も掘り下げつつ、霧崎の複雑な過去も垣間見えて今後の展開が楽しみですね。2024/09/09
キナコ
21
表紙買いした一冊。まさかの2巻だったが、前作を読まなくても大丈夫だった。ゴスロリを着ている解剖医と殺された人の幽霊のみが見える刑事という異色コンビもの。ライトノベルなだけあって、ミステリというよりもキャラ重視な点があるが文章も読みやすく、ストーリー展開もテンポが良かった作品。怪しい小説家も出てくるが伏線はそのままのため次回作に持ち越しかな?2025/01/31
rokoroko
16
やっぱり少し気持ち悪い。寝る前に読めないな2025/04/05
キキ
16
第2弾。今回は霊が見えないパターンもあり。解剖の知識などもちろん皆無なので、常に霧崎先生の説明に聞き入る。自分勝手な理由を並べる人間の醜さを思い知らされる。「手遅れじゃねぇか!」と叫びながらでも祝依に協力してくれる相田さん好き(笑)でも何気に怖いのは猫屋敷さんが「霧崎ちゃんなら自然死か自殺に見せかけて殺すことも出来そうね」の霧崎の返しが微笑みながらの「そんな事…………簡単ですよ」2025/03/07