出版社内容情報
――ようこそ、日ノ本一のお化け屋敷へ。
ついに霜石邸にたどり着いた郷内たち。
一堂に会した霊能者たちは、霜石湖姫の指示に従い、常軌を逸した儀式に参加することになる。
祭壇に祀られたおびただしい数の霊璽――湖姫は、霜石家の守り神「ササラメ」に寄り添い続けてきたすべての威霊を弔い上げるという。
郷内たちは、七十年前に威霊の厄災を受け霜石家を徘徊し続ける怨霊となった異形、霜石伊世子と対峙するが……。
霜石邸はいかようにして怨霊の巣窟へ化したのか。
鬼畜の所業に満ちた、戦慄の過去が明らかになる。
「拝み屋怪談」完全完結編、第二部。
内容説明
「日ノ本一のお化け屋敷」こと霜石邸に呼び寄せられ、常軌を逸した儀式に臨むこととなった郷内たち。湖姫は霜石家の守り神「ササラメ」に寄り添い続けてきた全ての威霊を弔い上げるという。目的は70年前に威霊の厄災を受けた霜石伊世子の魂鎮め。郷内たちは、おぞましい異形と化した伊世子と対峙するが…。霜石邸はなぜ怨霊の巣窟に成り果てたのか。旧家を蝕み続けた鬼畜の因習と戦慄の過去が明らかになる。完全完結編、第二部。
著者等紹介
郷内心瞳[ゴウナイシンドウ]
1979年、宮城県生まれ。郷里で拝み屋を営む。2013年、「調伏」「お不動さん」の2作で第5回『幽』怪談実話コンテスト大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
33
前巻に引き続いて白無垢と合体してしまった郷内さん製作のタルパを引き剥がす試みに向かう課程が描かれている。途中その舞台となる日ノ本一のお化け屋敷の主湖姫の来し方が差し込まれ、ちょっと見下されたりしてムカついたこともあったし、これからたばかることになっているけど、郷内さんが湖姫の立場を理解している事が伺える。それにしても、実話怪談の体を取っているが、これ本当に実話なの?と頭が混乱する。創作なら創作で面白く読めるんだが。さて引き剥がしの後は次巻へ。湖姫をたばかれるか!?2025/09/23
お咲さん
4
第二幕目。回を追うごとにアベンジャーズ感が増してます。今回はシリーズの中で語られた話の視点違いもあり、え?そんな事実だったの!?と驚かされる内容です。そしてホラーであるとともに社会問題に触れてる感がある今回の作品。実録怪談というより、ホラーサスペンスの色も濃くなってきた。次回は現在軸が多いのかしら?この問題が無事解決し、この事件に携わった皆様が心から幸せになるように祈るばかり。先生、ひとまず体大事にです!ファンとしては先生の健康がなにより心配。次を心待ちにしております2025/09/29
黒目ソイソース
3
続きはいつ読めますか???化け物には化け物をぶつけろ。化け物を殺すには化け物になるしかない。成り果てて、そして、どうなるんだこれ?! 2025/04/30
テルマエ
1
★★★★★2025/04/30