出版社内容情報
結納品問屋の娘で食べることが大好きな19歳のお富美は、「飯を食べ過ぎる」と姑に嫌われ婚家から離縁されてしまう。ある日、彼女は知り合いのご隠居の勧めで一軒の鰻屋を訪れ、その美味しさに感激するが、流行りの見立番付にその店は掲載されていなかった。驚いて版元を突き止め番付を作った男を問い詰めるが、彼は食に興味がなく、番付も大金を払った順に掲載しただけだと開き直った。怒りを覚えたお富美は本当に美味しい店だけを集めた忖度なしの鰻番付作りを決意するが……。心温まるグルメ奮闘記、開幕!
【目次】
第一章
第二章
第三章
第四章
内容説明
結納品問屋の娘で食べることが大好きな19歳のお富美。ある理由で婚家から離縁された彼女は、知り合いのご隠居の薦めで一軒の鰻屋を訪れる。鰻飯の美味しさに感激するが、流行りの見立番付にその店は載っていなかった。驚いたお富美が版元を突き止めると、番付を作った男は大金を払った順に店を掲載しただけと開き直った。怒りを覚えたお富美は本当に美味しい店だけを集めた真の番付作りを決意するが…。心温まる江戸の物語。
著者等紹介
坂井希久子[サカイキクコ]
1977年和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業。会社員を経て、2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞を受賞。09年『コイカツ 恋活』でデビュー。17年『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
149
結納品問屋の娘で出戻りのお富美。食べることが好きで、いろいろ食べ歩いていくうちに、知りあったご隠居と鰻屋に行って鰻飯の美味しさを知る。嘘っぱちの鰻の見立番付に怒りを覚えたお富美。忖度なしの見立番付を作ることを決意。まあ、これでもかと鰻を食べる。お富美、おまえは江戸のギャル曽根か!すごい胃袋してるよ。鰻を食べたいと思うけど、この物語で鰻を食べた気分になって、お腹いっぱい。鰻はしばらくいいやとなる。それだけ鰻に特化した物語。鰻を食べたくても、なかなか食べれない貴方。この物語で鰻を食べた気分になってください。2026/01/30
タイ子
54
ご飯を食べ過ぎで離縁されたお富美。「居候三杯目にはそっと出し」って川柳がありますが、嫁でも限度ってものがありまして。食べられる事は幸せなことなのに不自由な立場です。で、このお富美がとある鰻屋で食べた鰻の美味しい事。見立番付に入ってない、何故?!読売の版元がどうやら袖の下をもらって番付を決めてるみたい。そんな阿保な、正真正銘の鰻番付をと江戸中を食べまくるお富美。軍資金は江戸で有名な札差の主人におまかせ。鰻を毎日食べても平気な体ってある意味スゴイ。何も事件が起こらない食べまくり奮闘記。続きがあれば嬉しい。2026/02/10
ぴょん
0
つづくのかな。2026/02/07




