角川ホラー文庫<br> バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book〈3〉肖像(ポートレート)

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角川ホラー文庫
バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book〈3〉肖像(ポートレート)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041149270
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

高校時代からの親友が行方不明になり、独自に行方を探そうとする道警捜査一課捜査支援分析室所属の刑事、天野伶佳。そんな中、札幌市で殺人事件が発生する。被害者は『死に顔を描いた不気味な肖像画』の通りに殺害されており、第一発見者である被害者の友人は、現場から立ち去っていく犯人らしき人物を目撃していた。その人物は、かつての友人に酷似していたのだが、数十年前と変わらぬ若々しい容姿だったという。それはオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』を彷彿とさせる奇妙な事件だった。この事件の捜査を伶佳が担当。加地谷と浅羽の二人は無理やり招集され、プロファイリング担当の伽耶乃も加えた四人で再び捜査をすることに。ところが捜査中、伶佳が何者かに監禁されてしまう。はたしてそこにいたのは――。そして伶佳を救出のため駆け付けた加地谷たちが見たのは、またもや『BABEL』の刻印が押された古書だった。ノンストップビブリオミステリーホラーの第3弾!

内容説明

道警捜査一課捜査支援分析室所属の刑事、天野伶佳は失踪した親友の行方を個人的に追っていた。そんな中、札幌市で、男が肖像画にそっくりな殺され方をしているという奇妙な事件が発生。加地谷刑事と浅羽刑事は無理やり招集され、プロファイリング担当の伽耶乃も加えた4人で再び捜査をするが、伶佳が監禁されてしまう。複雑に絡み合う事件。やがてバベルの古書が関係している可能性に気付くが―。ビブリオホラーミステリ!

著者等紹介

阿泉来堂[アズミライドウ]
『ナキメサマ』(受賞時タイトル「くじりなきめ」)で第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞“読者賞”受賞。会社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

67
謎の古書と猟奇殺人が絡み合うホラーミステリ第3弾。今回は「ドリアン・グレイの肖像」体を切り刻まれ惨殺された男。その男の側で彼の死体を描いた肖像画が発見される。この絵が意味するものは?異様な事件に応援として駆り出される〈別班〉の加地屋刑事と浅羽刑事、そして彼らと共に分析室の天野怜佳刑事とプロファイリング担当の伽耶乃がこの連続殺人犯に立ち向かう。そんな中、怜佳の親友・真理子が行方不明になり彼女は個人的に親友の行方を追うが…。繋がりあう事件と過去から続く因縁。謎が謎を呼ぶ展開に引きこまれ続きが楽しみなシリーズ。2024/07/29

sin

60
その本の内容を模したかの様に人を操る古書と云う美味しい設定にしては、怪談としては抑えられた展開がもどかしくはあるが、ミステリーと云う観点からするとなかなかに興味深い内容だと感じる。いや、これを怪談と表現したがオカルトミステリーと解釈したほうが良いだろう。古典となる怪奇作品に描かれた怪異が『BABEL』のマークのついた古書によって陰惨な事件として刑事たちの前に立ち塞がる。その上、主役の一人伶佳が過去に遭遇した事件とも密接な関係を持って彼女に迫ってくる。物語は核心に向かって動き出したようだ。2024/08/13

さっちゃん

44
シリーズ第3弾。被害者は肖像画を模して惨殺され、現場から立ち去った不審な男は20年前と変わらぬ容姿だった。本部長命令で別班の加地谷と浅羽が招集され、また伶佳と伽耶乃と共に捜査することに。失踪した親友が気になりながらも捜査に集中していた天野だが、何者かに監禁され…。/今作では11年前の伶佳の父の事件が明かされる。謎の古書、これまでの事件との繋がり、そして失踪した親友。物語が動き出し様々なピースが出てくるが、それらが描き出す真相はまだ見えない。四人がとてもよいチームになってきたことが嬉しい。次作も楽しみ!2024/07/30

39
少し間が開いていたので少しあやふやながらも、4人がいいチームになりつつあるのが楽しい。本の謎が明確になりつつ、伶佳の過去も明らかに。織間は何気に今後も出てきそう。次の巻が待ち遠しい(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)2024/07/31

坂城 弥生

34
ますます謎が深まってきました。2024/11/04

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