角川文庫<br> ウーマン・トーキング―ある教団の事件と彼女たちの選択

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角川文庫
ウーマン・トーキング―ある教団の事件と彼女たちの選択

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041147436
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

WOMEN TALKING
by Miriam Toews,2018

「これは必読!『侍女の物語』から抜けだしてきたよう」マーガレット・アトウッド(←NHK Eテレ「100分de名著」で話題)

「私たちは子どもを守りたい」
教団で起きた大量レイプ事件。「悪魔の仕業(しわざ)」「作り話」とされてきたが、実は身内による犯行だった。実話にもとづくサスペンス!

あるキリスト教系団体の村(コロニー)で起きた大量レイプ事件。最年少の被害者は3歳の少女。それは「悪魔の仕業(しわざ)」「作り話」とされたが、実は身内の8人の男による犯行だった。彼らを保釈させようと村の男たちが外出する2日間。女たちは子どもを守るために未来を選ばねばならない。何もしないか、闘うか、村を出ていくか。文字の読めない女たちの会議(ウーマン・トーキング)が始まる。実話にもとづくサスペンス。マーガレット・アトウッドが「必読」と絶賛。第95回アカデミー賞脚本賞映画、原作!

「これは必読! この驚異的で、悲しく、衝撃的にして心を打つ小説は現実の事件を元にしており、まるで『侍女の物語』から抜けだしてきたようだ」M・アトウッド
「痛烈……悪の本質、自由意志の問題、集団的責任、文化決定論、そして何よりも赦しについてふれる」ニューヨーク・タイムズ

カバーイラスト/千海博美
カバーデザイン/鈴木成一デザイン室

内容説明

あるキリスト教系団体の村で起きた大量レイプ事件。最年少の被害者は3歳の少女。それは「悪魔の仕業」「作り話」とされたが、実は身内の8人の男による犯行だった。彼らを保釈させようと村の男たちが外出する2日間。女たちは子どもを守るために未来を選ばねばならない。何もしないか、闘うか、村を出ていくか。文字の読めない女たちの会議が始まる。実話にもとづくサスペンス。M・アトウッドが「必読」と絶賛。アカデミー賞映画、原作!

著者等紹介

テイヴズ,ミリアム[テイヴズ,ミリアム] [Toews,Miriam]
カナダのマニトバ州出身の作家。祖先はウクライナからの移住者で、メノナイト信徒の両親のもとに生まれる。著作はアトウッド・ギブスン・ライターズ・トラスト小説賞を二度も授与され、本作はアトウッドから「これは必読!『侍女の物語』から抜けだしてきたよう」と評された。また、本作は2022年に映画化され、第95回アカデミー賞脚色賞を受賞した

鴻巣友季子[コウノスユキコ]
1963年、東京生まれ。翻訳家、文芸評論家。英語圏の現代文学の紹介と共に古典新訳にも力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

43
舞台は隔絶された閉塞的なコミュニティ。登場人物は限られており、ほぼワン・シチュエーションで構成されているため、思ったよりもコンパクトな小説である。しかし、この”ウーマン・トーキング”は世界中ありとあらゆる場所(SNSでも)で交わされている非常に普遍的なものだ。「出ていくか」「留まって戦うか」「何もしないか」。この選択肢は、男性が力(権力・暴力)を持つ社会の抑圧下にある全ての女性たちが突きつけられている切迫した現実だと思われる。それ故に、この小説での小さな世界で、人々の至った境地に厳かなものを感じた。2025/05/26

Shun

27
マーガレット・アトウッド絶賛のノンフィクション風の小説。とあるキリスト教系のコロニーで実際に起きた大量暴行事件が元となっています。この事件が発覚し、女性たちは己や子供たちを守るために声を上げ立ち上がる。閉鎖的なこの村では、信仰を根拠として女性らは教育を制限され読み書きすることができなかった。そんな彼女らが闘う術として女たちの会議"ウーマン・トーキング"を始めることとなった。そしてこの会議を記録するための書記として選ばれた唯一の男性、それが本作の語り手となって綴られます。M・アトウッド推薦なのも頷ける作品。2025/06/03

しい☆

4
すごかった。2005年から2009年にかけてメノナイトのコロニ-で実際に起きた強姦事件を元にした小説。筆記者の男性1人とコロニ-の女性8人による2日間の話し合いの議事録。読み書きを禁じられ、家畜以下の存在とされている女性たち。3歳の娘までもが強姦されている。コロニ-社会の現実があまりにもショックすぎてゆっくりしか読めなかった。陳腐な表現になってしまうけれど、誰のことも置き去りにしない話し合いが繰り広げられて、はじめて自分たちで聖書の解釈をする箇所では鳥肌がたった。2025/05/30

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