出版社内容情報
高校2年生の千紗は、転校2日目から遅刻しそうだったところを、同級生の鮎川に拾われる。学校で人気がある鮎川から強引に軽音部へ誘われる千紗。ある理由から、ピアノを弾くことと人と関わることを拒絶していた千紗だったが、軽音部の人たちと関わっていくうちに、だんだんと心を開いていく。そんな折、留年しているという鮎川の秘密を知ってしまい……。自分から踏み出せば、世界は少しだけ変わるかもしれない、青春恋愛ストーリー。
内容説明
転校2日目。バスに乗りそびれた千紗が、仕方なく歩いて学校に向かっていると「乗ってきなよ」と車から声をかけられる。声の主は、昨日休んで会えなかったという、同じクラスの男子。鮎川と名乗った彼は、何かと千紗をかまい、「ピアノが弾ける」という理由で軽音部に入部させる。ある事がきっかけでピアノをやめていた千紗は、今までの自分と向き合うことに。2人の相手を思いやる心に切なさがとまらない青春恋愛ストーリー。
著者等紹介
水瀬さら[ミナセサラ]
神奈川県出身。『あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った』(アルファポリス、のちアルファポリス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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