角川文庫<br> テスカトリポカ

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角川文庫
テスカトリポカ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 704p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041146187
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。

内容説明

メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へ向かった。川崎で生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモは、バルミロに見いだされ、彼らの犯罪に巻きこまれていく。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国の恐るべき神の影がちらつく―。人間は暴力から逃れられるのか。第165回直木賞受賞作。

著者等紹介

佐藤究[サトウキワム]
1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。16年、『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年、『Ank:a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞、および第39回吉川英治文学新人賞を受賞。21年、本作で第34回山本周五郎賞、および第165回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

212
★★★★★★★★☆☆直木賞と山本周五郎賞をW受賞した佐藤究の長編。敵対組織の襲撃を受けメキシコ国外へ逃亡した麻薬カルテル「ロス・カサソラス」の重鎮・バルミロ。逃亡先のジャカルタで日本人臓器ブローカーと出会い、あるおぞましいビジネスに手を染めていく。「臓器売買」という資本主義の成れの果てをアステカ文明の因習になぞらえ圧倒的なスケールとリアリティで描いた超大作。惜しむらくは、ある少年の謎めいた日記の真相が宙に浮いてしまったこと。ほぼ唯一のミステリ要素だっただけに、ここがしっかり回収されていれば満点もあり得た。2024/07/06

KAZOO

166
やっと文庫本になって読むことができました。直木賞と山本周五郎賞を受賞された作品ということで期待していましたが、久しぶりに堪能しました。かなり昔に読んだ船戸与一の南米がらみの作品を思い出しました。メキシコの麻薬カルテルのトップの一人とメキシコから日本に逃れてきた女性と日本人のヤクザとの間に生まれた人物、あるいは臓器売買がらみの医者などが絡み合って猥雑で重厚な物語となっています。最近はこのような物語が少なくなっているので貴重な気がしました。この題名は「煙を吐く鏡」という意味だそうです。2024/12/29

あきら

89
中盤から一気に物語が加速する。 ボリュームもあったけど、一気に読み進めてしまいました。 アステカの神話は、自分には少し難しかったけど。2024/08/15

H!deking

83
いやーめちゃくちゃ面白かったですね。究先生、文体は好みなのですが今のとこイマイチハマりきらなかったのですが、これら好みど真ん中でした。分厚くて読むのに時間かかったけど逆に言うと何冊も読んだ感じでお得です。それはさておき今までアステカ神話のこととか何となく耳に触ったくらいで詳しく知らなかったけどなかなか面白い題材ですね。それにしてもコシモつえー!!おすすめ!2025/03/04

やいっち

74
南北アメリカの先住民ものは我輩の読書テーマの一つ。「テスカトリポカ」ももっと早くに読んでおきたかった。話が大きく膨らんで何処まで肥大するかと思いきや、シュンと萎んだような感もあったが、話の本筋はアステカの神々だから穏当な結末なのか。とにかく最後まで読ませる力量は非凡だろう。2024/10/01

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