家族解散まで千キロメートル

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041145647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――? 

内容説明

古い実家を取り壊して、家族ばらばらに転居することになった29歳の喜佐周。引っ越し直前、いつも家にいない父を除く家族総出で片づけをしていると、倉庫で不審な箱が見つかる。中には世間を騒がせる“青森の神社から盗まれたご神体”にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」過去のとある出来事により、父の犯行を確信する一同。返却し許しを請うため、ご神体とともに車で青森へ向かう周は、道中いくつかの違和感に気づく。もしかして―「父さんは犯人になれない?」

著者等紹介

浅倉秋成[アサクラアキナリ]
1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞しデビュー。19年に刊行した『教室が、ひとりになるまで』が第20回本格ミステリ大賞“小説部門”候補、第73回日本推理作家協会賞“長編および連作短編集部門”候補となる。21年に刊行した『六人の嘘つきな大学生』は第12回山田風太郎賞候補、「2022年本屋大賞」ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞候補となる。22年に刊行した『俺ではない炎上』は第13回山田風太郎賞候補、第36回山本周五郎賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirokun

215
星3 ミステリーと家族の意味を考える哲学の混合小説。前半は、ドタバタロードノベルの色彩が強く、あまり深く考えることもなく読み進めたが、終盤で家族の意味、一夫一婦制の捉え方についての問題提起に始まり、頭の柔軟性を維持するためのトレーニングになった。小説としては、何か深さに欠ける作品で、哲学的意味、動物生態学の問題提起をするのであれば、もっと突っ込んだ主張、議論がないと思考トレーニングにはなり得ない。面白くは読めたが、なんか中途半端な読後感が残った。2024/04/20

ショースケ

161
1月1日元旦の喜佐家の波乱の物語。倉庫に謎のご神体が見つかりはるばる青森県の十和田白山神社まで家族で返しに行くことに。時間が迫る中、疑心暗鬼がさまよい、誰が盗んだ?何のために?様々な行くてを阻む事も起き、ハラハラな展開に。と、ここまでは楽しめた。その後の無理矢理な展開についていくのが難しく、家族とは?の投げかけにも心がさほど動かずモヤモヤ感だけ残った。『6人の…』ほどの驚きと面白さにはちょっと…。ごめんなさい2024/05/14

はにこ

145
盗まれたご神体が何故か我が家に。それを返すまでのハラハラ感が良かった。誰が邪魔しているのか、犯人は誰なのか。そんな話なのかと思ったら、家族のあり方についてというメッセージがある話だった。家族ってなんだろね、どこまでが家族なのかな。それぞれが負担に思うなら解散するのも良いのかもね。なかなかその勇気がわかないのも事実だけど。2024/09/16

やっちゃん

138
めくるめく変化する展開、スリルあって夢中で読んでしまった。事件解決はい終わりの単純なミステリだけでも充分面白かったが終盤の家族云々がまた深い。カタチを守ることも大事だけど役割を終えたなら解散してしまう潔さが現代風といえる。極論だとは思うがこれも新しいカタチなのか。2024/08/30

タックン

118
題名といい、話の中のご神木喪失に伴うミステリー・ロードミステリーかと思ったがそれだけでは なかった。 途中二転三転し過ぎてこんがらがって読むスピード落ちたが最後まで読んでよかった。 最後はどんでん返しがあると予想したが無難な着地点だった。 これは新しい家族の形を問いただした家族の物語であり、普通とは?常識とは?まで問いただした濃密な意欲作でした。 確かに今の日本は核家族化が進み家族の存在意義が薄れているからこそ考えなければいけない問題だと思った。 夫婦とは?まで問うていて考えさせられた。2024/11/20

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