出版社内容情報
看護師3年目の胡麦は、医療事故の責任を押し付けられ、休職することに。
気分がどん底まで落ち込む中、
胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTA(セスタ)だった。
そこでは医師の唐麻から、
美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。
物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、
意外にもカフェで働くことに。
そこで働く個性豊かな仲間たちも、
見えない傷を抱えていると知り……。
温かな「居場所」が見つかる物語。
内容説明
看護師3年目の胡麦は、医療事故の責任を押しつけられ、休職することに。気分がどん底まで落ちこむ中、胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTAだった。そこでは医師の唐麻から、美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、意外にもカフェで働くことに。そこで働く個性豊かな仲間たちも、見えない傷を抱えていると知り…。温かな「居場所」が見つかる物語。
著者等紹介
いぬじゅん[イヌジュン]
奈良県出身。2014年「いつか、眠りにつく日」で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し書籍化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
68
★★★☆☆24125【君の青が、海にとけるまで (いぬじゅん さん)k】医師になることが当たり前という医師ばかりの米沢家一族。ところが、長女の胡麦は親の意見を聞かず、医師ではなく看護師になったことから両親と険悪な関係に。さらに病院で起きた医療事故での精神的なダメージから心の病になり休職。そんなとき新藤という先生に『セスタ』というカフェへ案内されるんです。ここ、ただのカフェではなく、その二階では心のケアをしてくれるんです。ま、そんな流れで胡麦が立ち直って強くなっていく話でした。胡麦の両親、よくないなぁ〜。2024/12/17
よっち
38
医療事故の責任を押し付けられ、休職することになった看護師3年目の胡麦。気分がどん底まで落ち込む中、海辺のカフェSESTAを紹介される物語。美味しいコーヒーと共にカウンセリングを受けられるカフェで、物腰柔らかな医師の唐麻と話し心が軽くなった胡麦。ふとしたきっかけからカフェで働くことになった彼女が知る、そこで働く個性豊かな仲間たちが抱える見えない傷。様々な人々との出会いから多様な考え方があることを知り、窮屈な実家や職場の状況も客観視できるようになった彼女が、これからの自分に向き合う姿がなかなか良かったですね。2024/02/05
色素薄い系
4
面白かったです。でも唐麻の事情は分からないまま終わったし健太がなぜセスタで働いているのかも不明だったのでこの辺の補完が欲しい。カウンセリングの時だけ人格変わる理由も明かされなかったし。それ以外の人はそれぞれが抱えている傷が程度の差はあれ良い方に向かっているので良かった。胡麦が休職する決定打になった事件で看護師長の清水さんからは謝罪があったけど、自分のミスを擦り付けた府水からはなんの謝罪もないし事件以降本編にすら出て来なかったのが許せん。2024/01/30
刹那
1
いい方に2024/08/20
こば
0
胡麦が家族と向き合うところが良かった。2024/08/26