角川ホラー文庫<br> 極楽に至る忌門

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角川ホラー文庫
極楽に至る忌門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041143254
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。帰省する友人・匠に付き添い、東京から村を訪れた隼人は、村人たちの冷たい空気に違和感を抱く。優しく出迎えてくれた匠の祖母の心づくしの料理が並ぶなごやかな夕食の最中、「仏を近づけた」という祖母の言葉を聞いた瞬間、匠は顔色を変える。その夜、匠は失踪し、隼人は立て続けに奇妙なことに巻き込まれていくが――。東京での就職を機に村を出て、親族の死をきっかけに戻ってきた女性が知った戦慄の真実。夏休みに祖父の家にやってきた少年が遭遇した恐るべき怪異。昭和、平成、令和と3つの時代の連作中篇を通して、最強の拝み屋・物部斉清ですら止められなかった、恐ろしい土地の因縁と意外な怪異の正体が浮き彫りになっていく……。ホラー文庫30周年記念、書き下ろし作品。

内容説明

四国の山奥にある小さな村には、昔から大切に祀られている石仏がある。東京から帰省する友人に付き添う隼人は、バスの中から異様な空気を感じていた。祖母の「頷き仏を近づけた」という言葉を聞くやいなや挙動不審になった友人は、その夜失踪する。そして隼人は悪夢に囚われていく―連綿と伝わる儀式とわらべ歌、3つの捧げ物、猿神信仰。最強の拝み屋・物部斉清も阻止できなかった土地の因縁と禍々しい怪異に戦慄する物語。

著者等紹介

芦花公園[ロカコウエン]
東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ―某所怪談レポート―」がTwitterで話題となり、書籍化決定。21年、同作を改題した『ほねがらみ』でデビュー。古今東西のホラー映画・ホラー小説を偏愛する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

64
極楽に至るための門に供えなければならない3つの捧げ物とは?連綿と続く儀式と土地に巣くう怪異。芦花公園さんらしいおぞましさ満点の因習ホラー。友人と共に山奥の村にやって来た隼人が巻き込まれる不可解な事件と友人の失踪。村に祀られた石仏の悪夢に魅いられていく彼の運命とは「頷き仏」親族の死から村に戻ってきた女性が母親の日記から知る猿神信仰と戦慄の真実「泣き仏」夏休みに祖父の家を訪れた少年と親族達に襲いかかる絶望「笑い仏」など最強の拝み屋でも祓うことができない怪異。人の心の深淵に忍び寄るような恐怖にゾクッとする1冊。2024/04/17

眠る山猫屋

63
青山くんやルミさんは出てこないよ~。ある意味真っ当な民俗学的なホラー、限定(隔離)された土地の因習の歪み、都会と田舎の人間関係の軋轢が渾然一体となってイヤミスな怪異感を助長していく。友人に誘われて田舎に行ったら友人は失踪するは唯一の家人であるお祖母ちゃんは死ぬはと、踏んだり蹴ったりな第一話の主人公。村八分な他人の家で怪異に襲われるって、早よ逃げにゃ。悪夢と近づく怪異の厭さったら、もう・・・。連作形式だが、続く主人公たちもある意味自業自得だったりで、共感は薄いけれど、それにしたって(続く)2024/03/25

★Masako★

58
★★★★☆ シリーズの番外編とも言うべき作品か? 実家に帰省する友人に誘われて、四国の山奥の小さな村を訪れた隼人。住民たちの異様な雰囲気、"頷き仏を近づけた”という友人の祖母の言葉を聞いた後突然失踪した友人、そして祖母の死。一体何が起きているのか? 気になって読む手が止まらない。村の歪んだ因習、謎の童歌、異界のものと三つの捧げ物…なんておぞましく悲しいんだろう。最後の章にあの拝み屋・物部斉清が登場するが、彼をもってしてもどうにもならない。カクヨムにスピンオフ作品があるとのことなので、読んでみたい。2024/03/31

JILLmama

25
何やら久しぶりに怖いの読んだぞ。ジメジメしていていやーなかび臭い匂いが漂ってきそうな感じ。 閉塞された昔ながらの村にまつわるホラー。誰も助からない。終始不気味。でも夢中で読んだ。2024/04/11

あられ

16
ああ怖かった。。。四国の山奥の小さな村にはある信仰があって、それがもうどうにもならなくなっているという物部斉清さん。←初めてお目にかかったので登場されている作品を読まねば、男前の方とのことなので楽しみである。そこまでして極楽に行かねばならぬか。積もり積もった因習か。ぶつ切れで終わるのが、どうにも納まりが悪くて、後味も悪くて、それが怖い。指、舌、目、さらに大切ななにかを求める存在はなにものなのか。いちおう最後は納まっているものの、カクヨムのスピンオフも探してみたい。2024/03/26

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