角川文庫<br> ははのれんあい

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角川文庫
ははのれんあい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041143193
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夫とは職場の友人を通じて知り合った。口数は少ないし、ぶっきらぼうだけど、優しい。結婚して智晴(ちはる)が生まれ、慎ましいながらも幸せな3人生活が始まった。しかし生活はなかなか立ち行かない。息子を預けて働きに出た由紀子は、久しぶりの仕事で足を引っ張りながらも何とか食らいつき、家庭と両立していく。そんな矢先に発覚した、双子の次男と三男の妊娠……家族が増えてより賑やかになる一方、由紀子の前に立ち塞がる義母の死、夫との不和、そして――。「家族は時々、形を変えることがあるの。だけど、家族はずっと家族なの」。どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったと語る直木賞作家・窪美澄が放つ、渾身の家族小説。文庫版には家族のその後を描いたスピンオフ短編「ははのけっこん」も収録。解説・白石一文

内容説明

寡黙だが優しい智久と結婚し、智晴を授かった由紀子は、慎ましくも幸せな日々を送っていた。将来を見据え、働きに出たのも束の間、双子の妊娠が発覚。智久は妊娠を喜ぶが、夫婦の間にはいつしか深い溝が横たわっていた。「家族は時々、形を変えることがある。だけど家族はずっと家族」。直木賞作家が描くどれも間違っていない家族のかたち。智晴と由紀子のその後を描いたスピンオフ掌編「ははのけっこん」も収録。

著者等紹介

窪美澄[クボミスミ]
1965年、東京都生まれ。フリーの編集ライターを経て、2009年、「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞。11年、受賞作を収録したデビュー作『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を受賞、本屋大賞第2位に選ばれた。12年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞、19年、『トリニティ』で第36回織田作之助賞、22年、『夜に星を放つ』で第167回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

29
[kindle unlimited] 久しぶりに家族ものの小説で泣けました。田舎町に住む平凡な主婦の結婚から始まり、子育て、夫婦間の問題、義家族とのつながりと進んでいくがやがて離婚。そこまでは話がどう進むんだろうと思いながら読めます。後半からは、長男「智晴」の目線がメインになって進んでいく。何度も涙を誘う優しい書き方がさすが窪さんですね。2025/05/30

ソフィア

13
まるでホームビデオを見終えたかのように清々しい気持ちになれる本です。始まりは、妊娠しながら夫と義父母とともに家業の縫製を手伝う由紀子がミシンに向き合うところから。よくある「小さな幸せが大事」系のお話かと思いきや、変わりゆく家族の形が物語の本筋で、目が離せなくなります。視点が息子の智晴に変わる第二部からが特に良かったです。10年後くらいに読み直したい本。2025/05/24

MINA

12
数年ぶりに再読。去年からちらほら窪美澄作品文庫で購入するのにハマり気味。形を変えても家族は繋がっていける。それはある意味理想形なのかもしれない。離婚等々で縁が切れてしまうことも往々にしてきっとあるのだろうし。最初は「はは」の孤独や苦労に憂慮し夫の不甲斐なさに腹立たしかかった。けど、徐々に皆それぞれ弱くて情けなくとも必死に生きてくしかないのだと思えるようになり、気付けば彼らの幸せを願っていた。白石一文の解説も良かったな。窪美澄自身も波乱万丈な人生みたいで驚き。文庫描き下ろしその後の掌編もうれしい。2024/02/28

まつこ

11
みんな悪い人ではなく、でもちょっとした一言や態度でモヤモヤするのがリアルです。智久みたいなタイプはイヤだー!由紀子はよく頑張ったと思う。2025/03/28

のじ

11
ほんとうに、ふつうに、そこいらにあってもおかしくないような家族を描いているんだけど、すごく物語に引き込まれる。前半は、子育てをしながら仕事を続けていかないと、という葛藤にはらはらする。こういう苦労を多くの母親はしているだろうし、そんな風に思うと、そりゃ少子化にもなるよなあ、とか思いました。最初のほうは昭和の頃のお話かな、と思ったけれど、だんだん読んでいくと由紀子は私とほぼ同年代なのかなという気がして、ちょっと複雑な気持ちになりました。この物語の後、またどういう家族の形になるのか、とすこし思いました。2024/03/26

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