出版社内容情報
師匠の鍛冶に誘われて、青森県新郷村にある発掘現場に向かった天才発掘師・無量たち。
東戸来遺跡と名付けられたその縄文遺跡の環状列石の下から、国宝級の赤い大型土偶が掘り出された。
だがそれを見た瞬間、現場作業員のいろはが「すぐに埋め戻して! じゃないとひとが大勢死ぬ!」と叫ぶ。なんと死んだ祖父が、イタコの口寄せで予言したというのだ。
さらにベテラン作業員の手倉森も、「きりすと土偶はやはり存在した、奥戸来文書は正しかった!」と異様な興奮を見せる。
一方、仙台のシンポジウムに出席していた忍は、偶然無量の父・藤枝教授と再会する。
無量とは犬猿の仲のはずなのに、藤枝は「その古文書の真偽を暴いてやる」と、忍と一緒に青森に行くと言い出して……!?
大人気発掘ミステリ、青森編!
内容説明
青森県新郷村の縄文遺跡で、天才発掘師・無量たちは国宝級の赤い大型土偶を発見。だが作業員のいろはは「早く埋め戻さないと人が大勢死ぬ!」と慄く。死んだ祖父がイタコの口寄せで予言したというのだ。さらに謎の古文書・奥戸来文書に傾倒する手倉森は「きりすと土偶はやはり存在した!」と異様な興奮を見せる。そこに「その古文書の真偽を暴いてやる」と、無量の父・藤枝教授まで現れて―!?大人気発掘ミステリ、青森編!
著者等紹介
桑原水菜[クワバラミズナ]
千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計683万部を超える大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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