角川ホラー文庫<br> ゆうずどの結末

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角川ホラー文庫
ゆうずどの結末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041142059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

こんな結末は耐えられない――。
大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。死因に不審な点もなく遺書もあったことから、彼女の死は自殺と断定された。
宮原の死から数日後、菊池は同じサークルに所属する先輩の日下部から、表紙にいくつかの赤黒い染みがある本を手渡される。それは、宮原が死の瞬間に持っていた小説らしい。
「ゆうずど」というタイトルの小説は角川ホラー文庫から刊行されている普通のホラー小説で、特に宮原の死と結びつけるような内容は描かれていなかった。
しかし、本を読んだ日下部はその翌週に自殺をしてしまう。
そして日下部の死後、なぜか菊池の手元には「ゆうずど」の本が現れていた。
何度捨てても戻ってくる本。そして勝手に進んでいく本に挟まれた黒い栞。自分にしか見えない紙の化け物。
菊池は何とか自らに迫る死の呪いを回避するために、ある手段を講じるが――。

その■■を、絶対に読んではいけない。
あなたの身に恐怖が迫る、新感覚ホラー誕生!

内容説明

投身自殺をした女学生が、死の瞬間に持っていた『ゆうずど』という小説。大学生の菊池斗真は、先輩の日下部とその本を読むが、彼女の死との繋がりは見つけられなかった。しかし翌週、日下部も投身自殺し、菊池の手元には『ゆうずど』の本が現れる。何度捨てても戻ってくる本、勝手にページを進んでいく黒い栞、本を読んだ人間にしか見えない“紙の化け物”―これらは本の呪いなのか。あなた自身が当事者になる新感覚ホラー!

著者等紹介

滝川さり[タキガワサリ]
1992年兵庫県生まれ。兵庫県立大学経済学部卒。2019年「お孵り」で第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞読者賞を受賞し、デビュー。現在、大学職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

96
「黒い栞が見えたら、終わり」読むほどに自分の身も不安になる呪いの本をめぐる新感覚ホラー。『ゆうづど』という1冊の本。ネット上に拡散する「この本を読んだ者は呪われる」という都市伝説。知らずに手にとった者、人を呪いたいが為にその本を探す者、呪いを体験したいと自ら欲した者、動機はさまざまだが彼らは皆後悔する。何度捨てても戻ってくる本に勝手に進んでいく黒い栞、読んだ者にしか見えない沢山の紙をまとった不気味な女。栞が最終ページまで来た時に彼らは想像を絶する恐怖を体験する。他人事ではないリアル感がかなり怖かった。2024/03/03

やも

85
読むと呪われる本【ゆうずど】。捨てても捨てても目の前に戻ってくる本。中には黒い栞が挟まれており、読んでもないのに栞の位置が変わっていく。そして栞が最後のページに辿り着くと死ぬらしい。ゆうずどの噂はまことしやかに語られ、その出自も謎…だったはずが🫨😱結末気になって一気読み‼️なかなか凝っててサクッと楽しみました🤭2024/03/22

こら

76
一度頁を捲ったが最後、呪いに囚われる本「ゆうずど」。手放してもいつの間にか手元に戻り、その間にも黒い栞は徐々に頁を移動し、最後の頁に辿り着くと、呪われた読者に待つのは死。まず「逃げられない」という呪いの容赦無さが叩きつけられる。各章毎に主人公(ゆうずどを手に取った者)が代わり、趣向もミステリ的だったりと飽きさせない。ただし過程は多様でも、最後に待つ結末は・・・絶対的な、死。最終章は賛否あるかもしれないが、最終頁の(編集部注)には唸らされた。これは、電子版より文庫本で手に取るのがより「恐」・・・2024/03/06

眠る山猫屋

71
その本は何処から来た?その本を読むと飛び降りてしまう?呪いにかかる人とかからない人がいる?いくつかの謎が提示され、手探りで読まされいく感じが良い。角川ホラー文庫『ゆうずど』という絶版書籍(笑)初期のラインナップ、無機質な表紙を思い出す。必死に死の因果を解こうとする者、利用しようとする者。人コワに偏重していくが、半ばリモートに接近してくる化け物も厭だ。『リング』に近いが『ゆうずど』の悪意は容赦がない。悲しみではなく、悪意と絶望の重層からできた怪異なのだから。2024/03/16

aquamarine

69
角川ホラー文庫の「ゆうずど」。一行でも読んでしまったら呪われ、必ず最後は死に至る呪いの本。これはその本に関わってしまった人たちの4つの話。勝手に進んでいく黒い栞が恐怖を掻き立て、読んでいる私も黒い栞のページが出てくるたびびくっとした。一章の学生の何もできない最悪のラストに呆然とし、その後同じように避けられない死の話を読んでいるつもりが、2章3章ではまた違ったパターンの結末が待っている。そして4章、最終章…。今後どこかの待合室、図書館等、簡単に手に取れるような場所にある本には手を出せないかもしれない。2024/08/23

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