角川文庫<br> ミセス・ハリス、国会へ行く

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角川文庫
ミセス・ハリス、国会へ行く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041141465
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

アラカン(60歳すぎ)の家政婦さん、国会議員に立候補!?
『あんたも私も楽しく生きなきゃ』でホントに当選できるのか??

何歳になっても夢をあきらめない、奇跡と勇気と愛の物語、第3弾

ロンドンの家政婦ハリスおばさんは、ある晩、運転手のベイズウォーターさんらと討論番組を見て政治について熱く語る。それを思いの外にほめられ気を良くするが、翌日お得意さんで政界の大物ウィルモット卿にもたっぷり演説したら、選挙に出ないかと誘われ、あれよあれよという間に立候補することに。しかし、実は卿にはあるたくらみがあって…。『あんたも私も楽しく生きなきゃ』の標語(スローガン)で本当に当選できるのか??シリーズ第3弾。解説・君塚直隆

ハリスおばさんは、ロンドンの高級住宅街に顧客を多く持つ、通いの家政婦さんである。イギリスは現在でも階級意識が強い。おばさんはそのようなイギリス階級社会でも底辺に近いところにいる、まさに「庶民」「大衆」のひとりであった。そんなハリスおばさんが『あんたも私も楽しく生きなきゃ』という選挙スローガンで国会議員選挙に打って出るという設定は、当時としても破天荒なものだったはずである。その姿は、ともすれば殺伐として他人のことなど思いやれない当時の世相に対する痛烈な皮肉になっていたのかもしれない。――君塚直隆(関東学院大学教授)解説より

※本書は、1981年11月に刊行された『ハリスおばさん国会へ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:MRS HARRIS MP

【絶賛の声】
「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ)

内容説明

ロンドンの家政婦ハリスおばさんは、ある晩、運転手のベイズウォーターさんらと討論番組を見て政治について熱く語る。それを思いの外にほめられ気を良くするが、翌日お得意さんで政界の大物ウィルモット卿にもたっぷり演説したら、選挙に出ないかと誘われ、あれよあれよという間に立候補することに。しかし実は卿にはある企みがあって…。『あんたも私も楽しく生きなきゃ』の標語で本当に当選できるのか??シリーズ第3弾。

著者等紹介

ギャリコ,ポール[ギャリコ,ポール] [Gallico,Paul]
1897年、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒。デイリー・ニューズ社でスポーツ編集者、コラムニスト、編集長補佐として活躍。退社後、英デボンシャーのサルコムの丘に家を買い、グレートデン犬と23匹の猫と暮らす。1941年に第二次世界大戦を題材とした『スノーグース』が世界的なベストセラーとなる。1945年にアメリカ軍の従軍記者に。その後モナコで暮らし、海釣りを愛した。1976年没

亀山龍樹[カメヤマタツキ]
1922年佐賀県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科卒。戦後、英米児童文学の翻訳や創作を多数発表。1980年没

遠藤みえ子[エンドウミエコ]
作家。東京女子大学卒。『あじさい寮物語』他著書多数。第5回小川未明文学賞、第72回小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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くさてる

16
ロンドンの家政婦おばさん、ミセス・ハリス。人情に厚く人にやさしく働き者で、可愛らしい人柄がとにかく魅力的なのだけど、これまでの作と違い、舞台が政治とあっては、おばさんの魅力だけで万事うまくいく、というわけにはいかず。ちょっと苦味が残るところはあるけれど、もちろんそれで終わらない展開なので、読後感は悪くなかったです。2024/03/16

ムーミン2号

10
今度はハリスおばさんは国会へ行く。国会へ行く、と言っても物見遊山ででかけるのではない。下院議員に立候補し、いずれ国会で「あんたも私も楽しく生きなきゃ」という演説を一発かましたろ、という目論見である。まぁ、もちろん、それを仕掛けたヤツがいるわけで、政界の腹黒いオッサンのせいなのだ。ハリスおばさんは見事当選するのだが、その腹黒オッサンは当選までは望んでいなかった。その大きすぎる齟齬は、ハリスおばさんに最大ダメージを与えてしまう。救う神もあるのだけど、ギャリコ作品は楽しい、面白いだけでない奥深さもあるものだ。2024/01/10

6
ミセス・ハリスが国会へ!?何か物申しに行くのか?と思ったらまさかの展開。さすがです。励まされる。2023/12/29

いっこ

4
「ミセス・ハリス」シリーズ第3巻。前の2巻を読んでいないため、ミセス・ハリスの魅力が今一つわからなかったが、最後の選択は賢明だった。ウィルモット卿の企みは、日本におけるタレント議員擁立の裏話みたいで、ベイズウオーターさん、ミセス・ハリスを大切に思うなら早く教えてあげればよかったのに。隅々まで階級意識が溢れていて、滑稽に感じるところもあるくらいだった。2024/04/25

七草粥おいしい

1
「あんたも私も楽しく生きなきゃ」のスローガンとハリスおばさんの政治思想とのギャップが凄い。あのまま続けていれば党を超えてサッチャーの良い右腕になっていたのでは。純真で真面目な働き者ってこうだよね、って思うし著者の観察力が凄いのか。2023/12/27

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