出版社内容情報
警察庁統計外暗数犯罪調整課。警察関係者にも知る者が少ないこの部署が調査対象とするのは、通報に至らず見過ごされた犯罪である。坎手正暉(あなて・まさき)警部補の説明に嘘はない。職務上の共助者である静真(シスマ)の特殊性を伏せていることを除いては。2人が浅草・土師町を調査に訪れた矢先、彼らも関係する2年前の拘置所火災で死んだはずの囚人が新たな死体として発見された。 不可解な死がさらなる事件の幕開けを告げる、近未来警察小説、事件篇!
内容説明
警察庁統計外暗数犯罪調整課。警察関係者にも知る者が少ないこの部署が調査対象とするのは、通報に至らず見過ごされた犯罪である。坎手正暉警部補の説明に嘘はない。職務上の共助者である静真の特殊性を伏せていることを除いては。2人が浅草・土師町を調査に訪れた矢先、彼らも関係する2年前の拘置所火災で死んだはずの囚人が新たな死体として発見された。不可解な死がさらなる事件の幕開けを告げる近未来警察小説、事件篇!
著者等紹介
吉上亮[ヨシガミリョウ]
小説家、脚本家、漫画原作者。1989年、埼玉県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。2013年『パンツァークラウンフェイセズ』(ハヤカワ文庫JA)で小説家デビュー。19年『泥の銃弾』(新潮文庫)で「本の雑誌」オリジナル文庫大賞第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
近未来警察バディもの▽通報に至らない見過ごされた犯罪を調査する二人組は、警察庁所属の坎手正暉(あなてまさき)警部補と共助者の静真(シスマ)は浅草・土師(はじ)町を訪れる。連続失火事件の調査で出会ったのは、シスマを救い亡くなった永代皆規(ながしろかいき)の父親、永代正閏(せいじゅん)警部補で、容疑者日戸憐(ひのとれん)の身元引受人だった。ビル火災で発見された遺体は、2年前に刑務所火災で亡くなったと思われていた憐の父親だった▽共感能力を失った男と共感しすぎる《インフルエンサー》少年のバディ萌えます。設定説明巻2024/06/17
えみ
43
警視庁統計外暗数犯罪調整課。まず頭の中でも噛み噛みになりそうな課の名前に身構えつつも、近未来警察小説という興味がわく魅力ワードに抗えず本を開いた。最初から悲劇的な展開に加え、深い謎と濃い秘密が充満して空気に重みと色を認識できるほどの特殊性にあっと言う間に世界観に没頭してしまう。不思議なのは未来といえども犯罪そのものの本質はさして変わらず。犯罪者にしても警察にしてもその物事にあたる心理はブレがない気がする。正暉と静真の2人が調査に訪れた町で過去に死んだ囚人の死体を発見。事件の裏に何があるのか、解決編へ!2025/02/06
冬野
8
初読み作者さん。通報に至らなかった犯罪行為を調査するバディのSF警察小説。長いプロローグみたいな一冊で、正直この内容で丸々一巻使うのかという感想を抱いた。全体的に書き込み過多な印象で、メリハリが少なく、もったりしたテンポに感じられる。特に冒頭、切迫した状況と緊迫感があまりない心情描写とが乖離しているような…。SF要素も秘密を抱えた同性バディも好きなはずなのに今一つ刺さらず。テトラドの意味が明かされるまでが長いですね。あと憐があまりに可哀想だと思う。2巻は解決編らしいのでそこまでは読みたい。星:3.5/52024/06/16
Katsuto Yoshinaga
6
見過ごされた犯罪を調査することで実際の犯罪件数を推計する業務を担う、警察庁統計外暗数犯罪調整課の担当官二名を主人公とした、2050年代が舞台の近未来警察小説。約30年後の設定ながら、空飛ぶクルマやVRパソコンのような目立ったガジェットは登場せず、担当官と所轄の警察官が、浅草での放火とそれにまつわる因縁を割と泥臭く調査する。犯罪は伝播するという推論と、”共感”がキーワードということがわかる全2巻中の1巻目であり、世界観の解説に終始する内容で、面白いことは面白いが、地味といえば地味。ちょっと惜しい。2026/02/21
keisuke
6
図書館。吉上亮で近未来で警察で、はどうしてもPSYCHO-PASSを連想してしまう。けどしっかり違う内容だった。まあPSYCHO-PASSの元は吉上亮じゃないからか。共感覚みたいな、特殊能力というより体質に近い感じか。次がもう完結編みたいやけど、ちゃんと過去の話しつつ終わらせてくれるのか、色々伏せたままなのか。とりあえず難読名やめてくれないかとだけ願う。2024/06/26




