- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > KADOKAWA カドカワCエース
出版社内容情報
空から巨大な身体の一部が落ちてくる村。あるはずの内臓が死亡後にごっそり消える現象。不老不死の夢を見続ける人々。それら、人智を超えた事象に対応する領怪神犯特別調査課に所属する片岸が追い求める真実とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
49
神々が引き起こす奇怪で不条理な事象〈領怪神犯〉を調査する公務員・片岸と宮木。年に一度空から巨大な身体の一部が落ちてくる村、死体から内臓がごっそり消える不可思議な現象、人魚にまつわる言伝えのある村の謎に領怪神犯特別調査課に所属する2人が挑むストーリー。無愛想な中年男性の片岸と天然系の若い女子の宮木のデコボココンビの掛け合いや、特別に力があるわけではない公務員の2人が淡々と怪異の調査をこなす展開が『夜行堂』の大野木さんの姿とダブる。コミックが面白かったので原作本も凄く気になってるところ。
眠る山猫屋
48
原作との差違がよく分からない(記憶力の弱さよw)。こりゃ原作1巻から再読すべき?ともあれ、コミック版、なかなかの出来です。特に主人公・片岸の容姿はイメージに近い。宮木はちょっと可愛らし過ぎるが、オリジナルを読んでいる身としては高評価。土地に纏わる神々(祀ろわぬ存在)が引き起こす怪異の暴威を見定め、出来うることならば鎮める特務を担う役人たち。不穏さは小説に及ばないが、取り組み易いかも。2024/06/14
雪紫
38
原作未読。国家公認オカルト案件担当公務員物。あくまで怪異、神の調査だけに終わるお仕事。淡々と、一線を越えずに踏み込まない。あくまで対策(と呼べるもの)がそれしかないある種の諦めが感じられる。所詮ひとの領域には収まらないもの(と言うよりおこがましい)があるということを改めて実感。それで、その場所が滅んだら所詮それまで。ひとの領域はそこでおしまい。個人的に一番印象的なのは内蔵。あの願いはバイアスかかってたんじゃないか、と思わせるところが。2024/12/27
雨
23
コミカライズ版。読みやすい。できたら後編まで収録して欲しかった。2023/07/26
ぐりとぐら
15
主人公たちが戦ったり生死をかけてみたいな空気感があまりなく、神の存在と関わり方が淡々と描かれている感じ。怖がらせるためでなく書かれたホラーという感じかな?でも、クトゥルフ的な魅力を感じる。2023/12/28