出版社内容情報
「この社会は女性たちに、あまりにも長い間、あまりにも厳しく妻として、母親として生きることのみに意味を与えてきた――」
世界トップの少子化が進み、独身税の導入までささやかれている韓国。
そんな社会で、かつて結婚に憧れた著者は一人で生きる選択をする。
カウンセラーとして働き、自分の時間を過ごす中で、内なる声に耳を傾けることが大切だと気づく。
非婚女性たちにやさしく寄り添う温かいエッセイ。
内容説明
「この社会は女性たちに、あまりにも長いあいだ、あまりにも厳しく妻として、母親として生きることにのみ意味を与えてきた―」世界トップの少子化が進み、独身税の導入までささやかれている韓国。そんな社会で、かつて結婚に期待を抱いていた著者はひとりで生きる選択をする。カウンセラーとして働き、自分の時間を過ごす中で気付いたのは、内なる声に耳を傾けることの大切さだった。非婚女性たちに優しく寄り添う、温かいエッセイ。
目次
第1章 私たちはなぜ、結婚に夢を抱かなくなったのか?
第2章 ひとりの人生、自分を見つめる私の目
第3章 「ひとり」でいる私の時間の点検
第4章 ひとりでいるから?二人でも同じ
第5章 本当に独立した人生を生きる
第6章 不安はあるけど一緒だから楽しい私たちのゆるい連帯
著者等紹介
クォンミジュ[クォンミジュ]
パーソナル心理カウンセラーで四十代の非婚女性。二十代半ばで大学院に進学して修了。三十代のときに、女性問題を扱う市民団体で学習や活動を始める。女性特有の問題や生活、連帯などについて関心をもったことがきっかけで、非婚女性をテーマに博士論文を執筆。以後、心理カウンセリングを行うようになり、女性たちが抱える生活の問題について共に向き合い、痛みを分かち合い、癒やす方法を模索している。現在は大学で教鞭を執りながら、心理相談センターを運営
バーチ美和[バーチミワ]
1987年、延世大学韓国語学堂卒業。2021年、韓国文学翻訳新人賞受賞。共訳書に『詩人キム・ソヨン―文字の辞典』(姜信子監訳、クオン、第8回日本翻訳大賞受賞作)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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