角川文庫<br> 不疑―葉室麟短編傑作選

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
不疑―葉室麟短編傑作選

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月04日 05時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041138762
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

中国の漢の時代、長安の知事と警察長官を兼ねる「京兆尹」という役職があった。謀反を未然に防いだ功によって抜擢された「不疑」は、厳格でありつつも慈悲を忘れず、辣腕と名高い。ある日、天子にしか許されない黄色の隊列を率いた謎の男が宮廷を訪れた。男が反乱によって殺されたはずの皇太子を名乗ったことで、宮廷は混乱の渦に巻き込まれる。書籍化初の中編「不疑」をはじめ、葉室麟が遺した渾身の作品、全6編を収録。

内容説明

中国の漢の時代、長安の知事と警察長官を兼ねる「京兆尹」という役職があった。謀反を未然に防いだ功によって抜擢された「不疑」は、厳格でありつつも慈悲を忘れず、辣腕と名高い。ある日、天子の色である黄色の車に乗った謎の男が宮殿に現れた。男が反乱を起こして殺されたはずの皇太子を名のったことで、宮殿は混乱の渦に巻き込まれる。書籍初収録の中編「不疑」をはじめ、葉室麟が遺した渾身の作品、全6編を収録。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。16年『鬼神の如く―黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月、惜しまれつつ逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

akky本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

128
葉室さんの訃報に驚いてから7年・・66歳の死は早すぎるよね。短編7話。アンソロジーで既読の作品も有ったが、好いものはいつ読んでも何度読んでも好い。表題作は中国もの。漢字に手こずるが、なかなかにスリリングで面白かった。2024/05/11

KAZOO

99
葉室さんによる未発表作を含む最新短編集です。表題作は中国の漢の時代の主人公による物語です。このような作品を書けたのにと思うと、まだまだいい作品を書けたのにという気が残ります。あるいは宮城谷さんのように中国の歴史関連の作品を書けたのかもしれません。この表題作もそうですが「鬼火」「女人入眼」が印象深い感じでした。前作は新選組の芹沢鴨と沖田総司の物語で芹沢のイメージが変わりました。後作も北条政子の今までのイメージとは若干異なる感じでした。2024/11/10

タイ子

80
6作の短編集。新選組の美剣士・沖田総司と芹沢鴨との邂逅。総司の幼少期にトラウマになるような出来事があったのは初めて知った。やがて、芹沢が暗殺された裏にいた人物とは。赤穂浪士の吉良邸討ち入りまでの物語。様々な角度で描かれる討ち入りの話を葉室さんならではの面白さで読ませてくれる。タイトルの「不疑」は中国・漢の時代。不疑の勤める日本でいうところの江戸町奉行に死んだはずの前帝の太子が現れる。本物か偽物か、不疑が暴く真相をミステリタッチで描く。葉室さんが亡くなっても作品は残る、それを読める読者は幸せだと感じる。2024/05/25

キムチ

57
図書館の棚で発見❣氏の未読本!薄い割にかなりの骨太さ。光を当てた時代・人物は様々~沖田総司、大石内蔵助、黒田長政、織田信長、北条政子そして中国前漢の辣腕官僚。展開はやや、玄人好みと言えなくもないが。。女人入眼は先日読んだ永井氏の作と同名。今一つ、その意図するものの手触りがなかったが今回、「政子の想いは、頼家の遺児 鞠子に繋がれ 四代目頼家の正室(かなり年上)に。夭折したがその子にも北条氏の娘が嫁ぎ・・」で納得できた。まぁ、史実的には風前の灯火的なものに終わったけど。葉室氏逝去八年となるが、未発刊が読めそう2024/09/12

fuku3

23
2024.6.22読了。葉室麟氏初読み。何故か敷居が高く感じられ一度も手を出さなかった。もっと堅苦しい小難しい作家だと思っていたが、全くそんな事は無くとても読みやすい。まさしくこれが歴史時代小説の王道と云う本格派の作家だった。もっと早くに出会っていればと悔いる次第である。①幕末の京は"己れの正義"で正に無法地帯②大石内蔵助と堀部安兵衛の腹の探り合い③関ヶ原、調略したのは黒田如水.長政親子か⁉︎④蒲生氏郷と冬姫⑤尼将軍政子の大演説⑥中国前漢時代に現れた偽の皇太子!忠臣蔵と鎌倉時代の続きが読みたくなった!2024/06/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21695259
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品