角川文庫<br> トンネルの森1945

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角川文庫
トンネルの森1945

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041137451
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

太平洋戦争さなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手になじめぬまま、生まれたばかりの弟と三人で小さな村に疎開することに。家のそばにある暗く大きな森がトンネルのようで怖くてたまらなかった。同級生たちはあの森に脱走兵が逃げ込み自殺したのだ、と噂をしていた。ある夜、森の奥からハーモニカの細い音色が流れてくる。数日後、沼で失くしたイコの下駄が森の出口に置かれていた。「あり・が・とう」イコはちいさく呟いた。戦争は激化し、東京大空襲で半死半生の父が見つかる。不安に押しつぶされそうになったイコは森に入る。「兵隊さーん」そこでイコが目にしたものは……。「「魔女の宅急便」の著者が描く少女の戦争。(解説:小川 洋子)

内容説明

イコは東京の下町で生まれた。5歳で母が亡くなると間もなく父は再婚する。病気で兵役から外れ徴用となった父は、戦況悪化に伴いイコと継母、赤ん坊の弟を田舎の小さな村に疎開させる。学校では東京の言葉遣いをからかわれ、家では継母と気持ちを通じ合えない。孤独なイコの慰めになったのは、暗く大きな森で出会った“兵隊さん”の影だった。世界的児童文学作家の自叙伝的物語。10歳の少女の目で描かれた戦争がここにある!

著者等紹介

角野栄子[カドノエイコ]
東京・深川生まれ。大学卒業後、紀伊國屋書店勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』は89年スタジオジブリアニメ作品として映画化、その後舞台化、実写映画化された。野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年本作で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。23年11月、魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひでお

6
角野さんの自伝的小説だという。子どもの視線に寄り添って、つらさもかなしさもこわさも、それを克服する勇気も、この本の中に詰め込まれています。同事に、ことばでは語らないおとなの気持ちも、じんわり伝わってきます。戦争を生き抜いた人びとも、少なくなりました。この本が、人びとが生きた時代を伝えて次の世代へとつながると信じたいです。2024/11/12

Hiroki

6
朝霞図書館 魔法使いのエイコさん、見事にかかってしまいました。10歳のエイコさん、つまり少女が少年などに比すると、なんとまぁ複雑怪奇な存在である事でしょうと思い知らされた。ジタバタしてもどうしようもない現状であるならば淡々と見据えるしかない。一般に男子は、そういった現状は見て見ぬふりをするか迎合して安楽な道を選ぶ。少女は違うんだなぁ、一旦受け入れてその地平をスタートラインにする。迎合はしない。スタートが現実に立脚してるから、夢も現実の延長なのだ。対して、少年の夢は往々にして現実から乖離する。2024/06/20

honeyeggtart

5
小学生の娘が読んでいたので私も読んでみました。私の世代(40代半ば)だと戦争を経験していなくても、戦前戦中戦後の影響が日常に残っていたのですが、今の小学生にとっては遥か昔の出来事なのだなと改めて思いました。2025/04/24

ごま麦茶

5
イコという少女の目から見た戦争。やわらかく優しい文章で描かれていて、読みやすくてどんどん読めましたが、それでも、何度もぎゅっと苦しくなるところがありました。年齢的なせいか、光子さん目線だったらこの時は…を考えてしまいました。平和に暮らせている今、戦争は過去のことだと忘れてしまっていると改めて反省。読めてよかった。2023/11/30

takao

3
ふむ2024/06/07

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