出版社内容情報
たらいで洗濯する背中にそっとよりかかって感じた、亡き母のぬくもりの記憶。晩酌する父のあぐらの中で毎晩座って聴いたオノマトペ。ブラジルで運命的に出会った気高い赤毛の魔女。「普通のお母さんになってよ」と小学生の娘からいわれた日。江戸川の土手に住んでいたハーちゃん。紀伊國屋書店の新入社員時代、喫茶室で見たフランス帰りの若き岡本太郎……。思い出は、よろこびだけではなく悲しみも人に力を与えてくれる。みんな今の私を作った「集まっちゃった思い出」たち。世界的児童文学作家の人生のお手本にしたい、名エッセイ集!(解説:小川 糸)
内容説明
たらいで洗濯する背中にそっと寄りかかって感じた、亡き母のぬくもり。晩酌する父のあぐらの中で、毎晩聞いたオノマトペ。紀伊國屋書店の新入社員時代、喫茶室で見かけたフランス帰りの若き岡本太郎。ブラジルで運命的な出会いをした赤毛の魔女。「普通のおかあさんになってよ」と娘からいわれた日…。思い出の喜びだけではなく、悲しみも人に力を与えてくれる。人生のお手本にしたい、世界的児童文学作家の名エッセイ集!
目次
第1章 父母娘(暗いところ;トンネルの森 ほか)
第2章 魔女(岩田先生の自画像;さかい目ばあさん ほか)
第3章 旅(ギリシャ;イギリスの夕暮れ ほか)
第4章 なつかしい日々(おしいことをした;集まっちゃった思い出 ほか)
第5章 本とことば(いろはに ほほほ;シンブン カンブン ほか)
「2018年国際アンデルセン賞 作家賞」受賞スピーチ(2018年8月31日 ギリシャ国立オペラハウス)
著者等紹介
角野栄子[カドノエイコ]
東京・深川生まれ。大学卒業後、紀伊國屋書店勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』は89年スタジオジブリアニメ作品として映画化、その後舞台化、実写映画化された。野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。23年11月、魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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