化け者手本

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041136362
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「命を天秤にかけてこそ、示せるものがあるでしょう?」

ときは文政、ところは江戸。
心優しき鳥屋の藤九郎と、稀代の女形だった元役者の魚之助のもとに、中村座の座元から事件の話が持ち込まれた。
舞台の幕が下りたとき、首の骨がぽっきり折られ、両耳から棒が突き出た死体が、客席に転がっていたという。これは何かの見立て殺しか。
演目は「仮名手本忠臣蔵」。死人が出るのはこれで二人目。
真相解明に乗り出したふたりだったが、芸に、恋に、義に、忠に生きる人の姿が、彼らの心を揺さぶって――。


『化け者心中』『おんなの女房』で話題をさらった新鋭が放つ、極上上吉のエンタメ時代小説!

内容説明

ときは文政、ところは江戸。心優しき鳥屋の藤九郎と、稀代の女形だった元役者の魚之助のもとに、中村座の座元から事件の話が持ち込まれた。芝居が終ねたあと、首の骨がぽっきり折られ、両耳から棒が突き出た屍体が、客席に転がっていたという。これは何かの見立て殺しか。演目は『仮名手本忠臣蔵』。死人が出るのはこれで二人目。真相解明に乗り出したふたりだったが、芸に、恋に、義に、忠に生きる人の姿が、彼らの心を揺さぶって―『化け者心中』『おんなの女房』で話題をさらった新鋭が放つ、極上上吉のエンタメ時代小説!

著者等紹介

蝉谷めぐ実[セミタニメグミ]
1992年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部で演劇映像コースを専攻、化政期の歌舞伎をテーマに卒論を書く。2020年、『化け者心中』で第11回小説野性時代新人賞を受賞し、デビュー。21年に同作で第10回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第27回中山義秀文学賞を受賞。22年に刊行した『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

110
「化け者心中」の続編。前作の時も感じましたが、蝉谷さんの文章には独特のリズムというか、節回しがありますね。それが読んでいて心地良いです。物語は文政時代、江戸随一の芝居小屋中村座にて『仮名手本忠臣蔵』の演目を終えた客席から屍体が見つかる。その屍体は、首の骨を折られて両耳に棒が突き立てられていた。中村座座元は、鳥屋の藤九郎と元女形の魚之助に真相解明の依頼をする。話を聞くと、その屍体は実は2人目であった。前作同様、藤九郎と魚之助が中心になってストーリーを進めていく。このふたりのコンビが本作の魅力だと思う。2023/08/25

タイ子

91
「化け者心中」の続編。鳥屋の藤九郎と元女形の魚之介。前回よりグッと近づいてると言うか、何だかだと言い合いながら結局2人の関係が男女の恋愛関係みたいで面白い。今回も芝居小屋で殺人事件発生、犯人を見つけてくれと依頼され、2人の謎解きが始まる。そこに現れるのが女形の円蝶という女形。魚之介に対して喧嘩を売ってくるクールな口調と内容が当を得ているものだからグサリと刺さる。芝居の小ネタを挟みながら素人の私には大変参考になり面白い。歌舞伎と謎解きミステリ、今作も蝉谷さんの口調に乗せられて大いに楽しめた。2024/11/06

mike

81
「化け者心中」続編。芝居小屋中村屋で起きた奇怪な殺人事件。元女形魚之助と鳥屋の藤九郎が真相解明に乗り出す。ものすごく面白いとは思わないけど、この独特の語り口が小気味よくてクセになる。魚之助と藤九郎は各々の心情の変化を自覚している。分かり合えそうで、するりと躱され、しかし、離れる事もできなくなってしまっているふたり。もう少し行く末を追ってみたい気になる。2024/02/06

みゆ

77
シリーズ2作目も面白かった~ヽ(^o^)丿芝居小屋、歌舞伎役者、芝居の演目… 道具立ては時代物だが、今に通じるモノを感じる。芝居に取り憑かれ人の道を外れることも厭わない芝居者。評判を得るためには何でもアリの役者や座長は過激系YouTuberと同じだよな~と思ってしまう。化け物のような心根の人と、人の心を持とうとした化け物の対比が鮮やかな一冊でした('∇^d)☆!!2024/01/27

たいぱぱ

70
好きという気持ちは、こんなにもおぞましく、煌びやかで、恐ろしい。考えてみるといつの世でも事件や戦争は、人でも宗教でも信条、信念でも「好き」という気持ちが発端になってる。その「好き」が高じて他人を思いやる気持ちがなくなった時、人は化け者になる。表紙の魚之助は化け者に見えましたが、読後「意図して描いた!?」とニヤつきました。本シリーズ最初の『化け者心中』を読んでから3年経ってました。全てのキャラを綺麗さっぱり忘れてました🤣。読み進めるうちに記憶が蘇ってくる感覚は気持ち良くもあり、人間の脳の神秘を感じました。2024/06/23

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