出版社内容情報
いまは廃線となった鉄道を舞台に十津川警部が挑んだ難事件。在りし日の鉄道路線へのノスタルジーをかきたてる短篇傑作選。
十津川の大学時代からの友人・岡部は妻と九州一周旅行に出かけたが、現地の警察署から妻を殺害した容疑で岡部を逮捕したと連絡が入る。別の旧友二人が高千穂に飛んで事情を探るが、十津川が東京で捜査中だった殺人事件との関連が浮上して……(「神話の国の殺人」高千穂線)。他に「EF63形機関車の証言」(信越本線横川・軽井沢間)、「青函連絡船から消えた」(青函連絡船)、「北の廃駅で死んだ女」(天北線)の計4篇を収録。
内容説明
十津川警部の大学時代からの友人・岡部は妻と九州一周旅行に出かけた。だが、十津川のもとに岡部が妻を殺害した容疑で逮捕されたとの連絡が入る。岡部の友人が高千穂に行き何が起きたか探っていると、十津川が東京で捜査をしていた殺人事件との関連が浮上する…(「神話の国の殺人」)。高千穂線や天北線など、いまや廃線となってしまった鉄道を舞台に十津川警部が難事件に挑む。廃線へのノスタルジーをかきたてる短篇傑作選。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。2022年没。1965年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年、第8回日本ミステリー文学大賞受賞。19年「十津川警部」シリーズで第4回吉川英治文庫賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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