出版社内容情報
黒死館と呼ばれる降矢木家の城館は、過去に変死事件が続いた不吉な館として知られていた。数か月前、当主の算哲までもが不可解な自殺を遂げ、その後も屋敷の住人が次々と襲われてゆく。博覧強記の探偵、法水麟太郎は、神学、呪術、占星術、数学、化学、文学などあらゆる知識を縦横に駆使して事件を解決に導いてゆく――(「黒死館殺人事件」)。日本三大奇書の一つと言われる本作のほか、小栗虫太郎名義でのデビュー作「完全犯罪」も収録。
内容説明
黒死館と呼ばれる降矢木家の城館は、過去に変死事件が続いた不吉な館として知られていた。数か月前、当主の算哲までもが不可解な自殺を遂げ、その後も館の住人が次々と襲われる。博覧強記の探偵法水麟太郎は、神学、呪術、占星学、数学、化学、文学などあらゆる知識を縦横に駆使して事件を解決に導いてゆく―(「黒死館殺人事件」)。日本三大奇書の一つと言われる本作のほか、探偵文壇デビュー作である「完全犯罪」も収録。
著者等紹介
小栗虫太郎[オグリムシタロウ]
1901年、東京の酒問屋の家に生まれる。22年四海堂印刷所を設立。33年、甲賀三郎の推薦により「完全犯罪」を小栗虫太郎名義で「新青年」に発表。探偵小説家として注目される。46年、執筆中に脳溢血で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
54
日本三大奇書の1冊なだけあり、難解でした。変死事件の続いた黒死館。当主までも自殺に追いやるのが恐ろしい。しかもその後も住人が次々と死を遂げていくのに鳥肌が立ちました。法水があらゆる知識を用いて事件を解決に導くことで怖さが少しずつほぐれ、痛快な感覚になっていきました。犯罪小説として完璧なプロットの作品だと思います。2024/03/12
優希
44
日本三大奇書のひとつと言われる今作、とにかく難解です。黒死館での連続変死自体。当主までも自殺してしまうというのに鳥肌が立ちました。法水があらゆる知識を駆使して事件を解決していくのは痛快ですね。犯罪小説として完璧にプロットが立てられています。2023/11/23
Yuri
14
いつか読みたいと思っていた作品。アニメカバー版が出てくれて嬉しい限り。 名だたる作家先生の面々がきっとこの本に影響を受けたに違いないと思わせてくれる素晴らしいミステリー。面白かったです。三大奇書読破したいな。2023/03/24
うにせん
11
この本を読んだ後なら大抵の小説は楽しめそう。時々箸休めに他の小説に逃げながらも、日本三大奇書だからという理由だけでなんとか読了。文字通り読んだだけ。理解はほぼしていない。すごいのか、面白いのかも分からない。(私はどちらとも思えなかった)活字中毒ならとりあえずは読めるけど、やはり読書は読んで楽しいものを読むのが一番。こんなのもあるんだと知れただけでも読んでよかった。ある意味初めての経験だった。知能レベルが同じでないと、日本語なのに、こんなにも意味がわからないんだな。探偵役の法水が全然好きになれなかった。2024/11/22
Porco
6
文スト4期を記念した元ネタとのコラボ企画の一作。抜群の知名度を誇る「黒死館殺人事件」を出したのはわからなくはないけど、ただでさえ過剰な衒学趣味極まる文体に刊行当時との時代差でより話の内容を理解する難易度上がってる、特殊なミステリという言葉では片づけられないくらいに破天荒な作品をよく企画として出したなと思う。 (1/3)2023/02/22