出版社内容情報
新聖祭の砂糖菓子を作る、大仕事を引き受けた銀砂糖師の少女アン。
巨大な砂糖菓子を製作するため国教会から格安で借りた城は、まさかの幽霊城!?
さらに工房長の娘ブリジットが謎めいた美男子妖精を連れ帰ってくるなど波乱の連続で!?
角川ビーンズ文庫版5・6巻の合本に、書き下ろし短編「もしも――の、おとぎ話」「続・もしも――の、おとぎ話」「子爵と猫のないしょ話」の三本とキャラクターラフを収録した完全版、第三弾!
※角川ビーンズ文庫版の挿絵は未収録となります。
内容説明
少女と妖精が選ぶ未来とは―?夢を叶えるフェアリーテイル、怒涛の第三巻!新聖祭の砂糖菓子を作る、大仕事を引き受けた銀砂糖師の少女アン。巨大な砂糖菓子を製作するため国教会から格安で借りた城は、まさかの幽霊城!?さらに工房長の娘ブリジットが謎めいた美男子妖精を連れ帰ってくるなど波乱の連続で!?角川ビーンズ文庫版5・6巻の合本に、書き下ろし短編「もしも―の、おとぎ話」「続・もしも―の、おとぎ話」「子爵と猫のないしょ話」の三本とキャラクターラフを収録した完全版、第三弾!
著者等紹介
三川みり[ミカワミリ]
広島県生まれ。第7回角川ビーンズ小説大賞にて審査員特別賞を受賞。受賞作を改題・改稿した『シュガーアップル・フェアリーテイル銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
68
この愛蔵版で初めて作品に触れた身としては、これから物語が大きく動くんだろうなという気がするところで刊行が止まってしまっているのが残念。人間と妖精の関係性、銀砂糖師の持つ力、アンとシャル、特にシャルの苦しみの理由と、謎がだんだんと解けてきた。最終巻までまとめて読みたいと思うので、時間がかかっても出版されてほしい。機会があればコミックのほうにもアプローチしてみようかな。2023/04/27
まぁ
7
いよいよペイジ工房でのあれこれが終結するわけですが、砂糖菓子だけではなく妖精について踏み込み始めたのがこの辺だったなぁとしみじみ。短編ではキャットさん、本当に口は悪いけど無自覚にお人好しを地でいってた。連続刊行はここまででしたが、続きも出ると嬉しいな。2023/03/17
瀬々
5
コレクターズエディションの3巻には文庫版の5,6巻の内容が収録されており、アンとペイジ工房が作り出す新聖祭用の砂糖菓子の話がメインでした。表紙にいる赤い妖精も出てくるのですが、彼の張り詰めた感じは痛々しくも思えます。アンとシャルはどういう風に今後を歩んでいくのか、見守りたいです。アニメは見ていないのですが、新聖祭用の砂糖菓子のシーンは映像で見てみたいなと思いました。2023/08/23