ウクライナ・ダイアリー―不屈の民の記録

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ウクライナ・ダイアリー―不屈の民の記録

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041131350
  • NDC分類 319.380
  • Cコード C0036

出版社内容情報

第一章 恐怖の10日間 ―2022年冬  
「君はどうするの?」
ルビコン川
私は当事者だ
「負けると決めつけている」
「我々の土地だ」
ゴーストタウンのオアシス
妻の決断

第二章 独りぼっちの侵攻前夜 ―2021~22年冬
現実を直視しているのか?
頼りになる取材先
「2日で陥落」
「半分殺す」
「準備はできている」のか?
これが日本だったら
最後の晩餐

第三章 ブチャの衝撃 ―2022年春  
戦争と平和の間
君が正しかった
ジェノサイドの現場
恐怖ではなく怒り
ママとの再会
祝福は空襲警報
市民の抵抗疑わず
初めて団結した町
瓦礫の宮殿
地下の暮らし

第四章 私の記憶 ―2004~19年
広場を埋め尽くした市民
マイダンを死守した「コサックの伝統」
麻薬と冷笑主義
「反ロ記者」
「私たちを見捨てたのでは」
マリウポリの子供たち

第五章 コサックを探して ―2022年夏  
陽気な兵士
泣くほど美味いパン
農業という生き方
敵を笑い倒す
勝利への貢献
ウクライナのレモネード
ライフ・ボランティア・バランス
発起人は民間人
「ハッカー」と接触

第六章 民の記憶 ―2022年夏  
ママの生家
政治の話はタブー
生存者の証言
くたばるのを見るまで
かき消された歴史
最高のコーヒー
一晩で40発
ヴィバルディの響き
クールな市長

第七章 パラレルワールド ―2022年秋  
ウクライナと日本の距離
初めての楽観
歴史家の疑問
早く帰りたい

第八章 ネーションの目覚め ―2022~23年冬
真っ暗な街
地下室の恐怖
ヘルソン行きの車掌
最年少の閣僚
「日本より進んでいる」
「勝利の世代」
成長した「ハッカー」
二度目の記者会見
もう1つの戦い

あとがき

内容説明

新聞社を退社し、ウクライナ人の妻とキーウに移り住んだ著者は、ほどなくロシアによる侵攻に直面する。短期間で征服されてしまうことを恐れていたが、ウクライナの人々は巨大な敵にいまも立ち向かっている。戦禍に暮らし、記者として当事者として見た、自由のために戦う民の記録。

目次

序章 モスクワからのメッセージ
第1章 恐怖の10日間―2022年冬
第2章 独りぼっちの侵攻前夜―2021~22年冬
第3章 ブチャの衝撃―2022年春
第4章 私の記憶―2004~19年
第5章 コサックを探して―2022年夏
第6章 民の記憶―2022年夏
第7章 パラレルワールド―2022年秋

著者等紹介

古川英治[フルカワエイジ]
ジャーナリスト。1967年生まれ。93年、日本経済新聞社に入社。モスクワ特派員、国際部編集委員などを経て、2021年に同社を退社、フリーランスに。同年12月からキーウ在住。オックスフォード大学ロシア・東欧研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kawa

34
著者は元日経新聞モスクワ特派員。奥様がウクライナ人という縁でウクライナ侵攻の際キ-ウに在住。かの地の人々の自由や民主主義、人権を求める強い意志が、ロシアの短期間勝利という世界のおおかたの予想を覆した様子を生々しくレポート。人々の奮闘には敬意と驚きなのだが、その先の着地点が容易に見えないことにやるせないもどかしさ。互いに振り上げた拳の落としどころを探って、フェーズを変えてもらいたいと願うのは傍観者の甘い考えなのかもしれませんが…。人間って何だろう。そんな難しい哲学的な課題に思考が流れてしまう。2023/12/10

柿の種

6
ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録。人間の心は歴史とか、今まで生きてきた経験におおきく左右される。とくに戦争いうものは生死にかかわる問題だし地域全体の問題なので市民感情として共通の願いが深く根を張っている。私などは終戦後に生まれたので戦争の悲惨なん体験とか戦争にまつわる怨念もない。日本は敗戦国だといっても植民地化されてもいない、なのでもしかしたら日本人としてのアイデンティティもないかもしれない。2023/12/15

Marcel Proust

5
ロシアによる侵略戦争は、ウクライナの自由と民主主義を暴力で粉砕する試みだ。「2月24日、あなたはどう動いたか」著者はウクライナ人を妻に持ち、取材先で出会うウクライナ人に問いかける。ロシア軍の占領を経験した地域の住民は口を揃えて「ソ連時代が戻ってきた」と言う。誰が密告者で、いつ軍に連行され拷問を受けるか分からない閉塞した社会。今現在もウクライナ人の血が流され、侵略戦争は続いている。ウクライナが世界中の支援を受けたのも、ウクライナ人が血を流して自国を防衛しているからだ。2023/08/20

とまとまと

4
ウクライナ人はなぜロシアが攻めてきても祖国を捨てて逃げなかったのか、またそうしろと外野がいうことがいかに無責任なことかがわかります。ロシアの21世紀とは思えない残忍な所業を思えば、支配者になったときにどうなるかは自明の理。そしてウクライナ人はコサックだと。あえて現地で戦地の真実を伝えようとした筆者に拍手を送ります。2023/08/30

100名山

3
著者はウクライナの女性を伴侶とするロシア駐在経験のある元新聞記者で現フリーライターです。ウクライナに移り住み程なくロシアの侵攻を目の当たりにし、ゼレンスキーの記者会見からパン屋のおばちゃん、戦闘員、拷問に遭った女性から記事を書き起こします。全てが口頭ですが信憑性は高いと思います。ホロドモールを知る故自由のために多くの人が銃を取り、多くの人がボランティアとして銃後を守る姿を見てウクライナはロシアに勝てる訳がないとウクライナ人を信用していなかった自分に気づきます。最後にウクライナに蔓延する汚職にも言及します。2023/11/19

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