角川文庫 ポー傑作選 3 ブラックユーモア編<br> Xだらけの社説―ポー傑作選〈3〉ブラックユーモア編

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角川文庫 ポー傑作選 3 ブラックユーモア編
Xだらけの社説―ポー傑作選〈3〉ブラックユーモア編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041130780
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ポーの真骨頂はブラックユーモアにあり!?

ダークな風刺小説、謎かけ詩、創作論等知られざる名作23編
訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳!
「人名辞典」「ポーの文学闘争」など巻末ビッグ特典110P!


いがみあう新聞社同士の奇妙な論争を描く「Xだらけの社説」。大言壮語が嵩(こう)じて地獄の門が開く「悪魔に首を賭けるな」。ありえないはずのことが起きる科学トリック「一週間に日曜が三度」。ダークな風刺小説や謎かけ詩、創作論など知られざる名作を23編収録。巻末には「人名辞典」「ポーの文学闘争」他、ファン待望の論考が100頁超。訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳した第3弾!

【ポーの傑作ブラックユーモア+詩+評論】
世紀の天才の知られざる名作から創作論まで全23編

Xだらけの社説
悪魔に首を賭けるな――教訓のある話
アクロスティック(詩)
煙に巻く
一週間に日曜が三度
エリザベス(詩)
メッツェンガーシュタイン
謎の人物(詩)
本能と理性――黒猫(評論)
ヴァレンタインに捧ぐ(詩)
天邪鬼(あまのじゃく)
謎(詩)
息の喪失――『ブラックウッド』誌のどこを探してもない作品
ソネット――科学へ寄せる(詩)
長方形の箱
夢の中の夢(詩)
構成の原理(評論)
鋸山奇譚
海中の都(みやこ)(詩)
『ブラックウッド』誌流の作品の書き方/苦境
マージナリア(エッセイ)
オムレット公爵
独り(詩)
 作品解題
 ポーを読み解く人名辞典
 ポーの文学闘争

内容説明

ポーの真骨頂はブラックユーモアにあり!?―いがみあう新聞社同士の奇妙な論争を描く「Xだらけの社説」。大言壮語が嵩じて地獄の門が開く「悪魔に首を賭けるな」。ありえないはずのことが起きる科学トリック「一週間に日曜が三度」。ダークな風刺小説や謎かけ詩、創作論など知られざる名作を23編収録。巻末には「人名辞典」「ポーの文学闘争」他、ファン待望の論考が100頁超。訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳した第3弾!

著者等紹介

ポー,エドガー・アラン[ポー,エドガーアラン] [Poe,Edgar Allan]
1809‐1849年。推理小説の創始者、ゴシックホラー小説やSF小説の先駆者とも言われるアメリカの小説家、詩人、雑誌編集者。極めて知的に多様なジャンルの物語を紡ぐストーリーテラーであると同時に、音楽性に優れた詩人であり、「大鴉」は生前大ヒットしてポーの仇名にもなった。ボードレールらフランス象徴派詩人や、ジュール・ヴェルヌら後代のSF作家らに与えた影響は大きい。その生涯も謎に満ちており、まさにミステリーを体現した作家といえる

河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

91
以前に東京創元社版のエドガー・アラン・ポーの全集を読んだことがあり既読のイメージがありました。しかしながら以前の全集はどちらかというとかなり難しい言葉遣いが多く(それがポーのイメージには合っていたのですが)読みにくい気がしていました。今回の河合先生の訳は非常に読みやすくなっています。このポーの作品の中では「×だらけの社説」が楽しめましたがその他の評論なども楽しめました。また訳者による「人名事典」や「ポーの文学闘争」が参考になりました。2023/04/15

藤月はな(灯れ松明の火)

64
表題作は上層部の物凄く、下らない無理難題に対して現場の憤激に首が縦に振られっぱなし。更に機転の利かせ方に舌を巻き、馬鹿馬鹿しい状況に終止符を打つまでに笑い転げる。「『ブラックウッド』誌流の作品の書き方」は特定の雑誌社に受ける文章の書き方を指示しているのだが、こんな読み辛い文、誰が読むんだと首を捻るばかり。その指示を基にした作品が「苦境」だが、これ、岩波少年文庫に収録された「こまっちゃった」の原案か!「こまっちゃった」がきゃぴきゃぴした口調に対し、こちらは堅苦しいし、読みづらい詩で読み終わるまで気づかなんだ2023/06/05

うなぎ

16
翻訳者が好みなのと、手持ちのホラーオムニバス映画「世にも怪奇な物語」の原作の「メッツェンガーシュタイン」と「悪魔に首を賭けるな」が入ってたので、Amazonで購入。今回は元の文章がポーの言葉遊びや洒落だらけで訳すのが不可能とされてた短編や詩を沢山取り入れた短編集らしく、読みながら「この翻訳者、本当にいつも凄いなぁ」とうなずきまくってしまった。「メッツェンガーシュタイン」は謎の黒馬に魅入られた男の話なんだけど、確かに映画でキャラを女性に変えてジェーンフォンダのキャストにしたのは絵面が映えて英断だわ。2023/04/07

ふみふみ

14
筒井康隆のグロ系ナンセンス物を彷彿とさせる「息の喪失」が秀逸。他はトリック物「一週間に日曜が三度」、映画「世にも怪奇な物語」の原作「悪魔に首を..」「メッツェンガーシュタイン」が興味深く読めたぐらいでしょうか。ポーの風刺や創作論は私には全くピンと来ませんでした。そもそもポーの時代も今も米国の文学界自体に興味はないですし。 ちなみに本書の「大鴉」のnevermoreの翻訳「ありはせぬ」には違和感しか感じないなあ。個人的にはグラフィックノベルで読んだ際の日本語「もう二度とは」がベストです。2023/04/21

紫陽花

11
ポーの短編や詩などが収録。ブラックユーモアだけでなく謎かけや言葉遊び要素があってポーの作品の知らない一面を触れることが出来ました。翻訳者の訳も良かったですが、ポーの歴史にも少し触れていたので作品だけでなくポー自身にも興味を持ちました。個人的には「天邪鬼」と「長方形の箱」が面白かったです。2023/06/27

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