文春新書<br> 知的ヒントの見つけ方

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文春新書
知的ヒントの見つけ方

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  • サイズ 新書判/ページ数 306p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166611591
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「知の巨人」は普段どんなことを考えているのか。日々のニュースから歴史に思いを馳せ自らの病から生と死を考える知的生活者の日常。毎日の生活の中には知的好奇心を刺激する素材があふれている。



テロのニュースを聞き、その背後によこたわる歴史を考える。

自然災害の報をうけて、火山国、地震国という日本の宿命を改めて問い直す。

オリンピックをみながら、あの戦争を思い起こす。

横綱誕生のニュースから、トランプ大統領の今後を想像する。

バーの店主だった時代を回想し、いまのジャーナリズムに檄を飛ばす。

そして、みずからの病から、人間の生と死へ思いをはせる。



日々、接するニュースや、足を運んだ展覧会、取材であった科学者の言葉などから、思考の材料を取り出す。そんな「知の巨人」のあざやかな手腕が味わえるエッセイ集。



〈目次〉

第1章 生と死に学ぶ

第2章 歴史と語らう

第3章 科学を究める

第4章 戦争から考える

第5章 政治と対峙する



●特別講義●

・最先端技術と10年後の「日本」

・ノーベル賞興国論

立花 隆[タチバナ タカシ]
著・文・その他

内容説明

普段、眺めているニュースの中には知的好奇心をかきたてる材料が埋まっている。テロの報を受けて世界史を思い、地震が起こると火山国、地震国という日本の宿命を問い直し、国会中継を見ながらこの国の未来を憂う。「知の巨人」のアンテナがキャッチした知的生活のためのヒント集。

目次

生と死に学ぶ
歴史と語らう
科学を究める
戦争から考える
政治と対峙する
特別講義 未来を描く

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940年、長崎県生まれ。64年、東京大学仏文科を卒業し、文藝春秋へ入社するが退社し、67年に東大哲学科へ学士入学。在学中から評論活動に入り、74年の「田中角栄研究―その金脈と人脈」で社会に大きな衝撃を与えた。おもな著書に『武満徹・音楽創造への旅』(吉田秀和賞受賞作)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

109
最近また立花さんの著作を読むようになりました。むかしは新刊が出されるたびに読んでいましたが少し遠ざかっていました。この本では題名にひかれたのですが、文藝春秋の巻頭随筆に書かれたものが中心で、様々な政治や技術などあらゆる広い分野において持論を展開しておられます。まあ何にでも好奇心をもって問題意識によって事象を分析しなさいということなのでしょう。最後の「未来を描く」という講義が非常に参考になりました。2021/01/25

あすなろ

78
僕は一時、物凄く立花隆氏の著作にハマったことがある。著作を読みまくった。この知の巨人を通じ、沢山の事を学んだ。そしてそれは至るところで生きている。御歳78歳だという。しかし、まだ学ばせて頂ける。氏は知的好奇心赴くままに勉強していらっしゃる。ホント、敬意を表する。読了後、この原動力を熟考してみたのだが、縦軸にはエコロジー的思考力の様なお考えあり、これは要は源流から川下迄という一貫した捉え方あり、横軸には莫大な知識あり、それを楽観主義と知的好奇心が包んでいる様なことなのだろう、と勝手に分析しているのである。2018/03/15

James Hayashi

37
文藝春秋の巻頭随筆集。博学な著者がその月ごとの時事を扱っているので興味深い。/米国が発表しているグローバルトレンド2030年にイランの潜在力に注目されているとある。これは未知であった。人口も多くアケメネス朝、ササン朝などの帝国を持ち知的水準が高いと言われ、言語も欧語に近いという。資源があり外貨が稼げるがあと12年でそれ程進化するとは思えない。イスラム圏であり、政治的リスクが高い国。また気候や国民性も考慮していないと思う。/失敗を進化の糧と考える著者は原発廃棄反対の立場。いかに廃棄物の安全レベル →2018/05/25

さきん

31
田中角栄批判から物理、医療と科学な方面まで世の中に分かりやすく紹介してきたジャーナリスト。題名は曖昧過ぎてダメダメで、つけるなら立花隆のエッセイ集みたいのが無難だと思う内容。2019/11/28

matsu04

27
知の巨人・立花隆(今年78歳!)の最近の関心事が分かって興味深い。「戦争から考える」の章で天皇皇后のパラオ・ペリリュー島訪問を取り上げ、戦死者や遺族に対する〝 天皇陛下 〟の目配りや思いやりの深さに触れているが、「(私は)かつては天皇に尊称の陛下を付けることにすら抵抗感を持った世代だが、最近はそうでもない」とするのも面白い。2018/03/20

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