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出版社内容情報
天才少年・槐くんと不思議少女・優ちゃんの身の回りでは、いつも奇妙な出来事が巻き起こる。
ある日、槐は古文書「ヴォイニッチ手稿」を解読し、不気味な植物を栽培していた。猫の姿をした宅配業者に襲われた槐は、植物とともに優を攫われてしまうが――。
増殖する新生物の戦争、学校内の惑星直列、不穏な予知夢、悪魔の出現――頭脳とお気楽さで、怪奇現象や難事件に立ち向かう!?
個性豊かなキャラクターたちが縦横無尽に駆け巡る、幻想怪奇コメディ!
【目次】
第1話 増えちゃって困ってる
第2話 槐はいつもいばってるかから
第3話 カキノタネ戦争
第4話 「ヴォイニッチ手稿」を解読したよ
第5話 惑星直列が起こったら
第6話 予知夢 当たるか外れるか
第7話 悪魔が来りてホラを吹く
第8話 生霊でごめんなさい
あとがき
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
39
常日頃のおどろおどろしい絵柄が気に入っているだけに、こんなコミカルで可愛らしい絵柄で迫られると、少々妙な気分。あっと言う間に二人の独特なキャラに引き込まれる。その他大勢のモブキャラを気にせず「我が道を行く」的な二人の言動と感性、その絡み合いも楽しい。こういう「出来る天才肌のオトコノコ」に居て欲しい、そして、その側で思い切り我が儘に好きなことして甘えるオンナノコになりたい。そんな願望が渦巻いてしまう。不思議な森や沼、動植物たち。ロボットや怪しげな化学・錬金術の類が、作者らしい妙に健全な雰囲気を盛り上げる。2025/10/28
ぐうぐう
26
雑誌「怪と幽」に連載しているのでタイトルが『槐と優』というゆるさが内容にも反映している諸星大二郎の新作。そのゆるさがいい。「槐いるー?」「なんだよ 優」という掛け合いでほぼ毎回始まることからもわかるように、これは落語である(「おい、熊さん」「なんだい、八っつぁん」というわけだ)。いわゆる怪奇現象ではなく、槐が作り出すバイオテクノロジー的生物が騒動を起こすあたり、なんとなく『キテレツ』を連想する。中盤からクラスメイト達も参加して話が広がっていくので、次巻以降も楽しみだ。2025/11/14
KDS
10
諸星大二郎最新作。天才少年・槐と不思議少女・優が摩訶不思議な「ザッタの森」を中心に、私立の超名門座田小学校の個性的な同級生たちと繰り広げるドタバタコメディ。槐と優だけが登場していた最初の何話かは、必ず1コマ目が「槐いるー?」で2コマ目が「なんだよ優」で始まっているのが面白い。最新作とはいいつつも掲載誌が年三回刊のため単行本化まで三年もかかっているらしい。まだ連載中らしいので次巻はまた三年後になるらしい。2025/11/01
多喜夢
9
とにかく笑えるネーミング。脱力感が半端なく楽しい。2025/11/17
ユキモリ
7
描く楽しさは伝わってくるけれど的な感想。「西遊妖猿伝」の続きをひたすら待っています。2025/11/28




