出版社内容情報
ある夜に覚えた孤独感に導かれ、たどり着いた自然農の世界。最初は野菜の葉の区別もつかずタネの撒き方もわからなかった。
日々、新しい発見と失敗を繰り返し、次第に豊かに育っていく野菜を眺めては、その味をかみしめ、思いは深くまた沈む。
必要があって自然に生まれるものはどんなことでも大変じゃない。ゆっくりやればやるほど、その途中にあるものがよく見える。
土を触りながら草を刈りながら実感した出来事の1年間の記録。
内容説明
ある夜に覚えた孤独感に導かれ、たどり着いた自然農の世界。最初は野菜の葉の区別もつかずタネの蒔き方もわからなかった。日々、新しい発見と失敗を繰り返し、次第に豊かに育っていく野菜を眺めては、その味をかみしめ、思いは深くまた沈む。必要があって自然に生まれるものはどんなことでも大変じゃない。ゆっくりやればやるほど、その途中にあるものがよく見える。土を触りながら草を刈りながら実感した出来事の1年間の記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
89
ツイッターで見かけた本 島の自然農園、私も視聴しています。まさか本書でその名前が出てくるとは…! ちょっとずつ食べればおいしいということとスーパーとかの試食コーナーのおいしさを並べての説明は意外ながらも納得。2022/09/07
吉田あや
63
この後の人生を平和な気持ちで自分なりに満足して生きていく為には、孤独のようなものを寄せつけない為に必要なものとは、そんな思いを持ち始めた銀色さん。ホームセンターでふと見かけた野菜のポットを庭先に植えたことで満たされるものを感じ、2020年の夏から自然農をスタートさせる。3年間は実験と思ってやりながら気づくことを重視しようと日々の畑の変化を観察し、野菜を育てるという銀色さんの視点も豊かに彩られ変化していく。読み手の私も畑の実りに一喜一憂し、太陽は優しく温かかった。(⇒)2023/09/10
Daisuke Oyamada
23
私は幸い本を読む人なので、銀色夏生さんと言う人は大分知っているつもりだが、彼女をどれくらいの人が知っているのだろうか。そんなことを思いながら読ませて頂きました。 私の同年代なら、一番伝わりやすい言葉は大澤誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」の作詞者です。そんな彼女が東京と宮崎を行き来する中で、野菜作りに目覚め、最初は遊びのつもりでやっていたのに、生活の中心になっていくという、そんな様・・・ https://190dai.com/2024/05/08/自然農1年生-畑は私の魔法のじゅうたん-銀色夏生/2024/05/08
あまね
17
久しぶりに銀色さんのエッセイを手に取ってみました。サクちゃんが社会人になったのを機に宮崎に戻られたのですね。宮崎での自然農に取り組まれている様子がとても興味深くてあっという間に読んでしまいました。もともとお庭作りもお上手な銀色さん。畝作りからお野菜の収穫まで詳細に綴られいる銀色農園は、『実り』にプラスアルファされたとても豊かなものが流れています。銀色さんの師匠(⁉️)ともいえる『島の自然農園』のYouTubeも拝見しましたが、興味深かったです。来年の農園エッセイも是非刊行して頂きたい気持ちでいっぱいです。2022/08/03
丸々ころりん
16
子育てが落ち着き故郷に戻り自然農法を始めた銀色さんの写真エッセイ 成功失敗を繰り返しながら自分の足を知り生きて行く語りがいい!2022/08/07