梅雨物語

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梅雨物語

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041125083
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

・命を絶った青年が残したという一冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は教え子の依頼で一つ一つの句を解釈していくのだが、やがて、そこに隠された恐るべき秘密が浮かび上がっていく。(「皐月闇」)
・巨大な遊廓で、奇妙な花魁たちと遊ぶ夢を見る男、木下美武。高名な修験者によれば、その夢に隠された謎を解かなければ命が危ないという。そして、夢の中の遊廓の様子もだんだんとおどろおどろしくなっていき……。(「ぼくとう奇譚」)
・朝、起床した杉平進也が目にしたのは、広い庭を埋め尽くす色とりどりの見知らぬキノコだった。輪を描き群生するキノコは、刈り取っても次の日には再生し、杉平家を埋め尽くしていく。キノコの生え方にある規則性を見いだした杉平は、この事態に何者かの意図を感じ取るのだが……。(「くさびら」)

想像を絶する恐怖と緻密な謎解きが読者を圧倒する三編を収録した、貴志祐介真骨頂の中編集。

内容説明

『皐月闇』―命を絶った青年が残した一冊の句集。そこに記された十三句を解釈していくほどに、隠された秘密が浮かび上がる。『ぼくとう奇譚』―奇妙な花魁たちと遊ぶ夢を見る男。その謎を解かなければ命が危ないという。やがて夢の中の様子も陰惨さを極めていき…。『くさびら』―リング状の模様を描いて、キノコが家を埋め尽くしていく。怪現象に何らかの意思を感じた男は、呪法の儀式を行おうとする。

著者等紹介

貴志祐介[キシユウスケ]
1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、同書は130万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

284
貴志 祐介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。半年前に読んだ『秋雨物語』に続く第二弾は、ホラー&ミステリ中編集でした。オススメは「皐月闇」です。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/10134/2023/07/27

yasunon

134
抜粋:P.143 ただ、深い悲しみと底しれぬ喪失感のような感情だけが、残像のように漂っている。 所感:3つの短編集。前作同様、瞬間的な恐怖ではなく、真相に迫るにつれて、じわりじわりと息苦しくなってくる。読後感もモヤッとしている。「皐月闇」と「ぼくとう奇譚」では記憶の曖昧さ、夢なのか現実なのかに恐怖を覚えた。「くさびら」ではストーリーの面白さはさることながら、著者のキノコへのマニアックな蘊蓄に驚く。キノコとか虫とか好きだよね。あれ?このキャラなんか知ってる!となる、貴志先生作品のファンサービス?が嬉しい。2023/12/10

ちょろこ

123
季節を楽しむ読書の一冊。さすが、梅雨物語だけあって終始まとまりつくような湿度がたまらない。一話目の「皐月闇」は俳句を絡めたミステリ。正直、退屈感を感じたことは否めない。まさに、早く物語の梅雨明け宣言が待ち遠しかった。けれど、二話目から一気に面白さの雨がしとしと降り出す。妖しさいっぱい、気持ち悪さいっぱいの「ぼくとう奇譚」はこれぞ虫ホラー、ラストまでゾッときてグッ。「くさびら」はきのこがいざなう幻想的な世界観を楽しめた。たかが、きのこというなかれ。彼らは侮れない。きのこ知識とせつなさ残る余韻といい一番好き。2024/06/29

yukaring

116
妖しい世界観に恍惚とするホラーミステリ3編。帯にも書かれているように、真相はうっすら予測がつく→なのにその真相に向かってほしくない→だけど本当にそこに向かうのかを知りたい、という怖いもの見たさから読む手が止まらない1冊。一番面白かったのは『皐月闇』命を絶った青年が残した俳句の句集。そこに記された13句を解釈していくとおぼろ気に見えてくる隠された秘密。俳句の裏の意味を読み解く過程がとても興味深い。キノコが突然家を埋め尽くす怪異『くさびら』などどれもねっとりとした闇にからめ捕られるようなそんな読後感だった。2023/08/16

97
梅雨の時期に梅雨物語を読む、というポーズのためだけに手に取ったがまーこれが面白いこと!3話収録。『皐月闇』→俳句が題材。13の句を解釈すると謎が解ける、という何とも斬新な構成。夏井先生ばりの辛口講評を読み進めると..ほう!と唸る事間違いなし。オチは早々に読めるのに面白いのが凄い。『ぼくとう奇譚』→蝶が題材。夜な夜な黒い蝶の夢を見る男には後ろめたいことがあって。これはざまーみろだ。『くさびら』→キノコが題材。奇天烈な話でついていくのが大変と思いきや、私が無駄に持っていたキノコの知識が今ここで活きるとは歓喜。2024/06/25

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